<国内男子ゴルフ>学生アマに「負けたくない」石坂知宏が史上4番目の年少Vで学生プロの意地

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【へっぴり腰? いえ、もう平気です!!©JGTOimages】

「第86回 日本オープンゴルフ選手権競技」 10月14日ー17日 ※有観客試合
琵琶湖カントリー倶楽部(滋賀県)6986Yards / Par71 ▼14日・大会初日

回復を確信できた初日の「64」だった。
今季デビューの石坂友宏(いしざか・ともひろ)が、ボギーなしの7バーディを記録。
「フェアウェイを外したのは3回だけ。腰も治って、ショットも良かった」と初日の7アンダー、単独2位の好位置に安堵した。

今年会場の琵琶湖は、総距離6986ヤード。
「そこまで距離もなく、練習ラウンドから僕に向いているのかなと感じていた。今日はショートアイアンのマネジメントや距離感があっていた」と、ロケットダッシュを成功させた。

生まれて初めてのぎっくり腰をやったのは、9月の初旬。
負荷トレーニングの体勢を崩したのが原因だった。
「でも試合には出て、一つでも上で」と、無理がたたった。

ついに、2週前の「バンテリン東海クラシック」初日に途中棄権。
魔のパー3と呼ばれる三好の16番で、「チーピンというか、ダフった論外のショット」と、左の崖下に落としてトリプルボギーを叩いた。
「そこでやめましたので。スコアのせいって、みんなに疑われましたがかばってそんなショットが出ましたので…」。

週末の安静と、成瀬克弘・ツアー専属トレーナーの献身ケアで、翌週にすぐ復帰。
順調な回復と共に、とたんにクラブが振れだし、今度はショットの曲がりに苦しんだがスタンスを狭く取り、トップで左に残りすぎていた体重を右にシフト。

「発症から4週間が過ぎて、成瀬さんも『これ以上、悪くなることはないよ』と言ってくれた」と、痛みの軽減に合わせて今季5度のトップ10を続けるゴルフも復調へ。
5年シードのタイトル戦で立て直してきた。

在籍中の日本ウェルネススポーツ大も、今年が最終学年。
昨11月のダンロップフェニックスは金谷拓実との学生プロ対決が話題となったが今、石坂が意識しているのは破竹の学生アマたちだ。

日体大3年の中島啓太さんが史上5人目のアマVを達成した翌週に、AbemaTVツアーで同4年の河本力さんが優勝を飾った。
特に、河本さんとは同学年で「凄い刺激に。河本くんは凄く飛ぶけど小技も上手い。負けたくない」。

22歳と26日の初タイトルなら大会史上4番目、日本人なら2番目に若いV記録にもそそられる。

※歴代最年少優勝記録
1928年 浅見緑蔵(19歳と280日)
1977年 セベ・バレステロス(20歳225日)
1978年 セベ・バレステロス(21歳210日)
1933年 中村兼吉(22歳110日)
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