アトレティコ対バルサ、注目のマッチアップ

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10月2日(土)の現地時間21時より、ラ・リーガ・サンタンデール第8節の注目カード、アトレティコ・マドリー対バルセロナが行われる。各ポジションに世界トップクラスの名手を揃えた両者の対戦には、いくつもの注目すべきマッチアップがある。

オブラク対テアシュテーゲン

アトレティコとバルセロナはいずれも世界で5本の指に入るGKを擁している。長年バルセロナの守護神を務めるマルク=アンドレ・テアシュテーゲンは、意外にもまだラ・リーガ・サンタンデールの最少失点GKが受賞するトロフェオ・サモラを獲得したことがない。それは他でもないヤン・オブラクに阻まれているからで、スロベニア代表GKは過去6シーズンで5度も同賞を受賞している。

今季のオブラクは7試合で6失点と例年以上のペースでゴールを許してはいるが、彼自身のパフォーマンスが落ちているわけではない。一方のテアシュテーゲンは昨年5月に膝を手術したが、8月末に復帰するとすぐに存在感を発揮。これまで4試合に出場し、2試合を無失点に抑えている。

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ヒメネス対ピケ

アトレティコとバルセロナの守備哲学は対照的だ。いかなる状況下でも攻めの姿勢を貫くバルセロナに対し、アトレティコは何年も前から欧州随一の堅守をベースに戦ってきた。そのディフェンスラインを支えるホセ・マリア・ヒメネスは現在のラ・リーガ・サンタンデールにおける最高のセンターバックの一人だ。ジェラール・ピケを筆頭に、より足元の技術や得点力に長けたエレガントなDFはいるが、ヒメネスほど鉄壁の守備力を誇るセンターバックは他に見当たらない。

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コケ&ジョレンテ対デヨンク&ブスケッツ

この試合でも勝負のカギを握るのは中盤の攻防だ。伝統的に中盤を支配をしてきたのはバルセロナだが、現時点ではアトレティコの中盤も引けを取らない。中でもコケとマルコス・ジョレンテのコンビはボールコントロールとフィジカルコンタクトの強さを兼ね備え、年々攻撃力を増していくアトレティコで不可欠な存在となっている。敵地で劣勢が予想されるバルセロナはフレンキー・デヨンクのタレント、セルヒオ・ブスケッツの経験が頼みの綱となりそうだ。

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スアレス対デパイ

ルイス・スアレスは昨季のラ・リーガ・サンタンデールを制したアトレティコにおいて最も輝いた選手の一人だ。わずか20分間で2ゴールを挙げたデビュー戦に始まり、優勝を決めたラスト2節はいずれも逆転勝利をもたらす決勝ゴールを決めている。一方、今季加入したメンフィス・デパイはここまで6試合で3ゴール1アシストを記録。バルセロナ加入直後からチームの中心として重責を背負い、攻撃陣を牽引している。

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シメオネ対クーマン

共に現役時代に主将まで務めた英雄であるディエゴ・シメオネとロナルド・クーマンは、それぞれのクラブの価値観を熟知する監督だ。それでも今回の対戦は、これまでのように「対照的なプレースタイルの対決」という単純な図式で形容することはできない。

シメオネは変わらず選手たちに高いインテンシティーと攻守のバランスを要求し続けているが、ジョアン・フェリックス、アントワーヌ・グリーズマン、アンヘル・コレア、ヤニク・カラスコ、マテウス・クーニャ、トマ・レマーら錚々たる攻撃陣を擁している。一方、攻撃的スタイルを信条としてきたバルセロナにおいても、クーマンはラ・マシア産の若いタレントを重用しつつ、インテンシティーと守備の安定にこだわりを見せている。

昨季の対戦はカラスコが唯一の得点を挙げ、アトレティコが1ー0で制した。ラ・リーガ王者とコパデルレイ王者の対決となる今回は、はたしてどちらに軍配が上がるのだろうか。

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