第1戦：9月30日19時 第2戦：10月2日14時

『DRIVE YOU CRAZY』。2021ー22シーズンのBリーグは、次のステージに向けて、さらに加速していく。その幕開けを飾るのは琉球ゴールデンキングスvsアルバルク東京。初年度の歴史的開幕戦と同カードであり、当時はエリート（A東京）vs雑草（琉球）と評されて行われた一戦だ。

　過去5シーズン、両者は東西の強豪クラブとして凌ぎを削ってきた。昨シーズンの対戦成績は1勝1敗で、2018ー19シーズンのチャンピオンシップセミファイナルでは第3戦にまでもつれ込む死闘を繰り広げたこともあった。

　沖縄アリーナを舞台に行われる今回の開幕節。桶谷大ヘッドコーチが9年ぶりに復帰した琉球は、ホームで最高のスタートを切りたいところだ。ただ、期待の新星・渡邉飛勇が大ケガを負ってしまい、司令塔の並里成が開幕に間に合うかも微妙。ベストメンバーでは臨めないが、昨シーズン平均75.2失点を記録したディフェンスを軸に、攻撃ではコー・フリッピンら新戦力の活躍にも期待したい。

　大型補強に成功したA東京は、初年度の開幕節同様、琉球相手に連勝を狙う。注目は、やはり連携面だろうか。なかでもインサイドを担うアレックス・カーク、セバスチャン・サイズ、ライアン・ロシターの3選手がどんなケミストリーを生み出すのか。指揮官の手腕に注目が集まる。

　ともにハードなディフェンスで勝利を手繰り寄せる両軍の戦いは、激しい守り合いとなるのか、それとも打ち合いとなるのか。いずれにせよ、開幕戦に相応しい熱戦になることは間違いない。

文＝小沼克年

・琉球（HC：桶谷大）
小寺ハミルトンゲイリー
並里成
コー・フリッピン
アレン・ダーラム
渡邉飛勇
ドウェイン・エバンス
岸本隆一
田代直希
今村佳太
満原優樹
小野寺祥太
ジャック・クーリー
牧隼利

・A東京（HC：ルカ・パヴィチェヴィッチ）
小島元基
ジョーダン・テイラー
吉井裕鷹
安藤周人
ザック・バランスキー
セバスチャン・サイズ
菊地祥平
平岩玄
ライアン・ロシター
田中大貴
笹倉怜寿
アレックス・カーク
小酒部泰暉