公式戦13連戦のラストとなった今節。セレッソ大阪は、ホームのヨドコウ桜スタジアムに鹿島アントラーズを迎え、明治安田生命J1リーグ第30節に挑んだ。この試合には、東京五輪スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛さんが来場。サポーターへの挨拶とともにレフェリーエスコート、コイントスも務めた。また、先日の浦和レッズ戦でJ1通算300試合出場を達成した丸橋祐介に、ご家族から花束贈呈も行われた。第32節・サンフレッチェ広島戦から中3日。先発を3人変更したセレッソ。丸橋と松田陸がサイドバックに戻り、2トップの一角には大久保嘉人がリーグ戦では10試合ぶりとなる先発を果たした。試合は、序盤から出足の鋭い鹿島のペースで進む。前からの圧力を強め、激しく体を当ててくる鹿島に対し、セレッソも後ろからのビルドアップでかいくぐろうとするが、なかなか前に進むことができない。それでも7分、原川力のパスに抜け出した大久保がネットを揺らしたが、ここはオフサイドでノーゴール。26分にも、丸橋の鋭いFKが相手のオウンゴールを誘いかけるなど、ゴールに迫るシーンも作る。30分、32分と立て続けに鹿島に左サイドを破られ、ピンチも招いたが、ここは中央で瀬古歩夢とGKキム ジンヒョンが体を張って守り、失点は防いだ。思うように攻めることができなかった前半だが、西尾隆矢が再三、好守備を見せるなど、何とか無失点でしのぎ、ハーフタイムに入った。