熱視線でノーボギー 渋野日向子さらに上昇

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

第48回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 利府ゴルフ倶楽部(宮城県)第1日

 やはり、熱視線が似合う。渋野日向子が4バーディー、ノーボギーの68をマーク。首位から2打差の6位スタートである。「朝から風が強かった。それでも、ノーボギーでプレーできたことがうれしいなぁ」と手応えを言葉にする。

 今大会は6週ぶりの有観客開催。ギャラリーがいるとやはり、違うのだ。ハイライトはやはり残り2ホールのバーディーフィニッシュだろう。17番、4メートルをきっちりとカップインさせたシーン。また、パー5の18番では、残り125ヤードの第3打を7Iで、1メートルへ精度の高いコントロールショットを披露した。

 「1番で1.5メートルのバーディーが決まった。朝イチからイケるというより、怖いなぁーそんな感じだった」と気を引き締める。とにかく、我慢。そんなプレーは久しぶりだ。そして、自身のプレーを、「ショットは良くも悪くもない。チャンスが少ない。神経をつかう場面が多かった。それでも、シビアなロングパットが決まったし、パーオンしないホールでもパーを拾えたことが大きい。3パットがなかったことが良かったと思う」と解説した。

 ステディーなプレーの連続は前週、第1日に同組だった稲見萌寧から大いに刺激を受けたからだとか。「危なげないプレー。稲見さんを間近にしてそう感じた」と説明する。もちろん、帰国後第3戦目で調子がアップしてきたことも見逃せない。ましてや、今回は、「見られている緊張感があった」とも。

 すでに、インスタグラムのフォロワーは50万3000人を超えた。「うれしいというより、50万人の方が見てくださっていると思うと、ヘンなことは書けません。ちょっと、投稿数が減ったけど…」と、今の立場を痛いほどわかっている。

 さらに、大会へ集中するため今回は、「ホテルでお部屋ごはん」だそう。ただし、「(仙台銘菓の)萩の月を買って帰ります。楽しみー」と笑顔のひとことで締めたが、「最近、第2日で叩くことが多い。スコアを落とさないように気をつけます」と戒めた。
(オフィシャルライター・宮脇 廣久)
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