<国内男子ゴルフ>手嶋の偉業に黙っていない!! 小田孔明が4位タイ

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【9勝目が見える??©JGTOimages】

「パナソニックオープン」 9月23日ー26日
城陽カントリー倶楽部(京都府)6967yard/ Par72 ▼23日・大会初日

52歳の偉業を目の前で見せられれば孔明も黙っていない。
後半16番のパー5で同組の手嶋多一(てしま・たいち)がラフからの3打目でチップインイーグルを達成。

「すごい物を見せられた」と、孔明は7メートルのバーディトライ。
開幕直前にきゅうきょ持ち替えたマレット型のパターが威力を発揮。

「ショットは良かったので。あとはパットと思っていたら、昨日の練習から入りまくり」と目の前の恩人に、せめてものバーディ返し。

次の17番でもチャンスを逃さず、ボギーなしの67。
5アンダーの4位タイで初日を出られた。

ジュニア時代に九州の怪童と呼ばれた手嶋とは、同じ福岡県の田川市出身。
お父さんと小1で行った練習場で10歳上の手嶋をたまたま見てゴルフを始めた。
「多一さんと出会ってなければ僕はゴルフをしていない」と言い切るほどあこがれの選手へ尊敬と畏怖を増したのは先週。

日本シニアオープンで5打差の圧勝を飾った。
2001年の日本オープンと合わせてレギュラーとシニアの両ナショナルオープンを制したのは青木功と中嶋常幸と、谷口徹に次ぐ史上4人目の快挙だった。
「いや、ほんとにすごい人です」と、41歳のこれからのゴルフ人生にとっても大きな手本。

それほどの偉業も普段はとってもフランクで、愉快な手嶋。
「そしてめっちゃおしゃべりです」と、ぴりっとした中でもざっくばらんなラウンドと、ちかごろ孔明が、めっきり自信を失いつつあった飛距離の差を、手嶋とならさほど感じなくて済むというのもまたありがたい。

「最近の若手はみんなめっちゃ飛ばします。置いてかれたくないから、無駄に力が入って曲げて。でも、手嶋さんならほどよくリラックスしてプレーができる」と、レジェンドからの恩恵は盛りだくさん。

14年に賞金王に就きながら、その翌年からもう8年も勝ち星に見放されている孔明。
”2週連続優勝”がかかる手嶋は2アンダーの35位で初日を出ている。
「多一さんも、俺も(レギュラーで)通算8勝。明日も、一緒にそろそろエンジンかけていかないと!!」。
大先輩のおかげで2日目も刺激材料で盛りだくさんだ。
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