セレッソ大阪【J1リーグ第32節 広島vs.C大阪】復帰戦の進藤亮佑が決勝点。攻守にチームが機能し、リーグ戦3試合ぶりの勝利を掴む

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【CEREZO OSAKA】

直近の浦和レッズ戦から中3日。再びアウェイにて、サンフレッチェ広島との明治安田生命J1リーグ第32節に臨んだセレッソ大阪。浦和戦から先発を5人変更。アダム タガート、坂元達裕、原川力が戻り、両サイドバックには小池裕太と、第10節・浦和戦以来の出場となる進藤亮佑が入った。

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立ち上がり、シンプルに背後を突かれてピンチを招いたセレッソだが、キム ジンヒョンが好セーブでしのぐと、その後はボールを握り、試合のペースを掴む。9分には決定機。進藤の斜めのパスをアダム タガートがダイレクトで縦へ送ると、裏に抜けた加藤陸次樹がGKとの1対1を迎えたが、シュートは打ち切れず。相手のプレスを裏返し、空いたスペースを使ってチャンスを作るセレッソは、20分にも決定機。キム ジンヒョンから瀬古歩夢、原川とつなぎ、乾貴士のフリックに抜け出した小池がクロス。アダム タガートがシュートを放ったが、惜しくも枠を捉え切れなかった。22分にも奥埜博亮のパスを受けた乾が強烈なミドルシュートを放つ。前半のセレッソは、攻撃だけではなく、2トップから始まる守備も機能。連動して相手を挟み込み、セカンドボールを拾って2次、3次攻撃へとつなげていった。広島の体を張った守備を前に得点こそ奪えなかったが、相手の守備をかいくぐってテンポよく攻めたセレッソがペースを握ったまま、前半は終了した。

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後半も試合の流れは変わらない。51分には、スローインから素早くつないで加藤がシュート。GKの好セーブに防がれたが、勢いが増すと、55分、ついに先制に成功。その直前に分厚い攻撃でゴールへ迫っていたセレッソは、原川がボールを持った瞬間、右サイドバックの進藤が走り出す。そこへ柔らかなパスを原川が送ると、進藤は胸でボールを前に落とす。坂元が太ももで収めたボールがワンツーのような形で再び進藤に渡ると、進藤が左足でのシュートをゴールにねじ込んだ。6月に右足関節後方インピンジメント症候群の手術をし、この試合が復帰戦となった進藤。自らの復帰を祝うゴールに、チームは大いに盛り上がった。

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失点後に3枚同時交代で反撃に出てきた広島に対し、守勢に回る時間も増えたセレッソだが、“前からの守備”の意識は変わらず、選手交代も含めて前線からの守備の強度は落とさない。1試合を通じて広島にチャンスをほぼ作らせていなかったが、87分、ヒヤリとする場面も。佐々木翔のパスから浅野雄也に裏に取られ、ゴールネットを揺らされたが、ここはオフサイドで無得点。その後はしっかりと時間を使いつつ、危なげなく守り切ったセレッソが1-0で勝利。リーグ戦3試合ぶりの勝点3を手にした。「良い立ち位置を取って、全員で共有してボールを前進させて、ゴールを奪いにいくこと。全員で連動して、同時性を持って守備をすること。素晴らしいシーンがたくさん出た中での勝利を嬉しく思います」と試合後に小菊昭雄監督も話した一戦は、内容面でも収穫の大きな試合となった。

(文=小田尚史)
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