自身を変えた「ターニングポイント」〜秋田ノーザンハピネッツ #12 川嶋勇人 後編〜
【秋田ノーザンハピネッツ】
雪国暮らしも初めての経験。これまでとは異なる環境での新たなチャレンジも川嶋勇人にとってのターニングポイント。「ここからが僕の全盛期!」とワクワク感を隠し切れない笑顔で今の想いをまっすぐに語ってくれた。
新天地、「秋田」の印象
Bリーグ開幕(2016年)に合わせ、実業団選手からプロ選手へ──大きく舵を切った川嶋選手。対戦相手としての秋田はどう見ていたのだろうか?
「言い方が難しいですけど、簡単に言ってしまえば『鬱陶しいチームやなぁ』って(笑)。昨シーズンはちょうど秋田戦の前にPG陣がケガをしてしまい、僕がPGで出ることになりました。2番、3番しかやっていなくて、シーズン初のPGがよりによって秋田戦、すごく憂鬱でした。『あぁ〜、あのプレッシャー来るし…』みたいな(笑)」
では、秋田のブースターやアリーナの雰囲気についてはどう感じていたのだろうか。
「やっぱり応援はすごいなって思っていました。昨シーズンはどこも声が出せませんでしたが、コロナ禍で入場制限がある中、『ブースターさん、たくさん入っているな』っていう印象でした。先日住まいを探しに秋田へ行きましたが、クラブの車をお借りして運転していたら、みんなが振り向いて見ている。チームの注目度が高いんだなと実感しましたね。いつも安全運転ですが、より慎重な運転を心掛けましたよ(笑)」
秋田はバスケどころ、それは誰しもが認める。これまで川嶋選手にとってはアウェーで試合をする場所でしかなかったかもしれない。しかし、来シーズンからは家族とともに新たな生活をスタートする、とても大切なところになる。
「Bリーグが始まってから、秋田には2回行きました。どちらも年末で雪のイメージしかない。雪景色は綺麗でしょうけど、僕には〝寒っ!!〟としか感じなかった(笑)今度は子どもたちも一緒ですから、雪に触れられるといいですね。あとは食事。とても美味しいと聞いていますし、食べることが大好きなので、ご当地の食材を味わいたいと思います」
ターニングポイントとなる秋田への移籍だが、その経緯を語る川嶋選手の表情はとても明るく楽しそう。大学時代の同級生だった奥様、3人の子どもたちと一緒に新天地で迎える来シーズン、新たな決意で臨もうとする気持ちがひしひしと伝わってくる。
コンディションを整え最高のシーズンに
実は本人曰く、一昨年(2019-20)は引退を考えるほどの「プロ入り以来、最悪のコンディション」だったという。足首の痛みや膝の不調を抱えて苦しんだシーズンだった。しかし、さまざまな人との出会いでアドバイスを受け、バッシュのインソールを取り替えたり、トレーニング法を変更したりしたことで、すごく調子が良くなったという。
<続きは「クラブハピネッツ」で>
文・羽上田 昌彦
Bリーグ開幕(2016年)に合わせ、実業団選手からプロ選手へ──大きく舵を切った川嶋選手。対戦相手としての秋田はどう見ていたのだろうか?
「言い方が難しいですけど、簡単に言ってしまえば『鬱陶しいチームやなぁ』って(笑)。昨シーズンはちょうど秋田戦の前にPG陣がケガをしてしまい、僕がPGで出ることになりました。2番、3番しかやっていなくて、シーズン初のPGがよりによって秋田戦、すごく憂鬱でした。『あぁ〜、あのプレッシャー来るし…』みたいな(笑)」
では、秋田のブースターやアリーナの雰囲気についてはどう感じていたのだろうか。
「やっぱり応援はすごいなって思っていました。昨シーズンはどこも声が出せませんでしたが、コロナ禍で入場制限がある中、『ブースターさん、たくさん入っているな』っていう印象でした。先日住まいを探しに秋田へ行きましたが、クラブの車をお借りして運転していたら、みんなが振り向いて見ている。チームの注目度が高いんだなと実感しましたね。いつも安全運転ですが、より慎重な運転を心掛けましたよ(笑)」
秋田はバスケどころ、それは誰しもが認める。これまで川嶋選手にとってはアウェーで試合をする場所でしかなかったかもしれない。しかし、来シーズンからは家族とともに新たな生活をスタートする、とても大切なところになる。
「Bリーグが始まってから、秋田には2回行きました。どちらも年末で雪のイメージしかない。雪景色は綺麗でしょうけど、僕には〝寒っ!!〟としか感じなかった(笑)今度は子どもたちも一緒ですから、雪に触れられるといいですね。あとは食事。とても美味しいと聞いていますし、食べることが大好きなので、ご当地の食材を味わいたいと思います」
ターニングポイントとなる秋田への移籍だが、その経緯を語る川嶋選手の表情はとても明るく楽しそう。大学時代の同級生だった奥様、3人の子どもたちと一緒に新天地で迎える来シーズン、新たな決意で臨もうとする気持ちがひしひしと伝わってくる。
コンディションを整え最高のシーズンに
実は本人曰く、一昨年(2019-20)は引退を考えるほどの「プロ入り以来、最悪のコンディション」だったという。足首の痛みや膝の不調を抱えて苦しんだシーズンだった。しかし、さまざまな人との出会いでアドバイスを受け、バッシュのインソールを取り替えたり、トレーニング法を変更したりしたことで、すごく調子が良くなったという。
<続きは「クラブハピネッツ」で>
文・羽上田 昌彦
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ