9月20日(月・祝)実施のJRAスーパープレミアムに大注目!

JRA-VAN
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【2021/3/7 中山11R 弥生賞(G2) 1着 4番 タイトルホルダー】

今週末は土日月の3日間開催で、9月20日(月・祝)はJRAアニバーサリーとして、さまざまなイベントが行われる。なかでも当日すべての競走の全投票法の払戻率が80%になるというJRAスーパープレミアムは、馬券を買うものにとっては非常にお得なキャンペーンだ。今回はJRAスーパープレミアムに注目し、主にWIN5対象レースで参考となるデータを紹介していきたい。なお、データ分析にはJRA-VAN DataLab.とTARGET frontier JVを利用した。

昨年のJRAアニバーサリー(2020/9/21)におけるJRAスーパープレミアム結果

■表1 【昨年のJRAアニバーサリー(2020/9/21)におけるJRAスーパープレミアム結果】

※WIN5対象レースを掲載。

まず表1は昨年のJRAアニバーサリーにおける、JRAスーパープレミアムの結果の一部を示したもの。冒頭でも述べたように、20日(月・祝)は中山・中京全24レースで、全投票法の払戻率が80%になる。通常3連単は72.5%、WIN5は70.0%の払戻率で、アップ率が非常に大きい。逆に単勝・複勝については、通常から払戻率80%なので変わらない。馬券の券種によって、お得になる割合が変わってくるわけだ。

3連単では通常の払戻しからおよそ10%アップし、中京11RのJRAアニバーサリーSなどは14340円も上乗せされている。アップ率は変わらないものの、配当が大きいほど上乗せされる金額も大きくなる。

WIN5では通常より約14%払戻しが上乗せとなり、プラス分も71050円と大きかった。普段は難しくて買わないという方も今回はWIN5をぜひ購入してみてほしい。

鋸山特別が行われる中山ダート1800mの脚質別成績(9/11・9/12)

■表2 【鋸山特別が行われる中山ダート1800mの脚質別成績(9/11・9/12)】

ここからは20日(月・祝)のWIN5対象レースのそれぞれのレース条件で参考となるデータを紹介していきたい。

まず中山9Rの鋸山特別が行われる中山ダート1800mの先週の脚質別成績。開幕週だった先週は5レースが行われ、逃げが2勝、先行が2勝。特に逃げ馬は連対率71.4%・複勝率85.7%と非常に高い。良馬場でも速めの時計が出ており、中山ダートにしては軽い馬場で、前が止まりにくい傾向が出ている。先週どおりの傾向ならば、前にいける馬、特に逃げられそうな馬を積極的に狙っていきたい。

中京開幕週芝レースの種牡馬別成績(9/11・9/12)

■表3 【中京開幕週芝レースの種牡馬別成績(9/11・9/12)】

※1勝もしくは2連対以上。新馬戦は除く

表3はWIN5対象2レース目の2011メモリアルオルフェーヴルC(芝1600m)について、先週の芝レース7鞍における種牡馬別成績。黄色で強調したモーリス産駒、スクリーンヒーロー産駒が好成績をあげている。モーリスの父がスクリーンヒーローなので、今週もこのラインは要注目だ。セントウルSでもモーリス産駒のピクシーナイトが2着、スクリーンヒーロー産駒のクリノガウディーが3着と好走していた。

中山開幕週芝レースの枠番別成績(9/11・9/12)

■表4 【中山開幕週芝レースの枠番別成績(9/11・9/12)】

※新馬戦を除く

表4はWIN5対象3レース目の2001メモリアルジャングルポケットC(芝2000m)について、先週の芝レース10鞍における枠番別成績。勝ち星は1〜7枠で分散しているものの、複勝率では内の1・2枠が高い。開幕週だったこともあり、芝の状態が良く、距離ロスが少ない内の1・2枠が好走しやすい状況にあった。

昨年のJRAアニバーサリー(2020/9/21)の中山芝レース枠番別成績

■表5 【昨年のJRAアニバーサリー(2020/9/21)の中山芝レース枠番別成績】

※新馬戦を除く

表5は昨年のJRAアニバーサリーにおける中山芝レース枠番別成績。昨年も3日間開催の3日目・月曜で、内の2・3枠の複勝率が高かった。最内の1枠は連対こそなかったものの、3着1回。前2日間、芝のコースが使われていても、内枠優勢の傾向が出ていた。一方、8枠は3着以内馬が出ておらず、不振傾向。表4と合わせて、良馬場ならば内枠優勢で検討したい

中京開幕週ダート1800m戦の種牡馬別成績(9/11・9/12)

■表6 【中京開幕週ダート1800m戦の種牡馬別成績(9/11・9/12)】

※連対馬のみ。新馬戦を除く

表6はWIN5対象4レース目のJRAアニバーサリーS(ダート1800m)について、先週のダート1800m4鞍における種牡馬別成績。複数の好走馬を出したのが黄色で強調したヘニーヒューズとオルフェーヴル。今週も両産駒には注目しておきたい。特にヘニーヒューズ産駒は出走した3頭がすべて連対していた。また、土日で好走が続く種牡馬が出てきたら、その産駒もチェックしておきたい。

セントライト記念近5年の前走レース別成績

■表7 【セントライト記念近5年の前走レース別成績】

表7はWIN5対象5レース目のセントライト記念について、2016年以降近5年の前走レース別成績。日本ダービー組が一昨年のリオンリオンら過半数の3勝をあげており、複勝率47.4%と優秀だ。昨年も2・3着馬が該当しており、毎年3着以内に1頭は入っている。

またラジオNIKKEI賞組は昨年のバビットが勝利し、出走した3頭すべて3着以内に入っている。この上位2レースが中心となっている。

セントライト記念近5年重賞組の前走人気別成績

■表8 【セントライト記念近5年重賞組の前走人気別成績】

最後に表8はセントライト記念近5年における重賞組の前走人気別成績。3着以内馬12頭中11頭は前走1ケタ人気の馬だった。一方で、前走10番人気以下となると3着1回のみ。重賞組は前走で9番人気以内の馬を選択していきたい

今年の出走予定馬のうち、タイトルホルダーノースブリッジを上位評価に挙げておきたい。タイトルホルダーは前走日本ダービーで8番人気6着。中山芝では弥生賞1着、皐月賞2着と実績があり、今回も好勝負になるだろう。ノースブリッジは好相性のラジオNIKKEI賞組で、前走は7番人気3着。先行力があり、中山芝2000mの葉牡丹賞でも4馬身差の快勝を決めている。

他では前走京都新聞杯で2着だったルペルカーリアにも注目。オーソクレースは昨年末のホープフルS(3番人気2着)以来の休み明けで、仕上がりはチェックしておきたい。

文:ケンタロウ(けんたろう)

1978年6月、鹿児島県生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。初めて買った馬券が大当たりし、それから競馬にのめり込むように。データでは、開催日の馬場やコース適性に注目している。好きなタイプは逃げか追い込み。馬券は1着にこだわった単勝、馬単派。料理研究家ではない。
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著者プロフィール

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