優勝カップで発奮 永峰咲希、連覇へGo

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【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

 JLPGA ツアー2020-21シーズン第41戦『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』(賞金総額2億円・優勝賞金3,600万円)が9月9日、茨城県常陸大宮市・静ヒルズカントリークラブ(6,680ヤード/パー72)で開幕する。8日は指定練習日、公式会見が行われた。

 勢いのある人に乗る。これ、勝負の鉄則のひとつだ。ディフェンディングチャンピオンとして今大会を迎える永峰咲希が予選ラウンドのペアリングを見ながら、意外なことを口にした。「稲見(萌寧)さんと久しぶりに一緒です。東京オリンピックで銀メダルだし、盗めるものがあれば…。楽しみ。うふふ」と笑みを浮かべている。

 年齢は関係なし。あくなき向上心がそうさせた。実は、こんなことも。続いて、「前週、小祝(さくら)さんへ、パッティングの質問をした。ストロークは低くひいて、地面と平行にー。参考になった。すぐに実践したら、おかげさまでストロークが安定したと思います」と漏らしている。

 会話をかわせば、コミュケーションがとれ、さらに思わぬ発見も。取捨選択をするのは、本人しだい。なるほどなぁ、と感じた。一方で、この日は会見へ、いの一番でお声がかかる。これも、ディフェンディングチャンピオンとしての大切な仕事。着席すると左に置かれた優勝カップをしみじみと見やった。

 「もう、1年が過ぎた。アッという間。去年の大会、すごくうれしかったーその気持ちを思い出します」といい、台座に刻まれた自身の名を、「光栄です。今、気がついた。拝見すると、そうそうたる先輩の方々ばかりです。カップを見たおかげで自信になった。ありがとうございます」と語っている。

 もちろん調子はいい。開幕前、総仕上げとして、ドライビングレンジで1Wを入念に調整した。「アウトでしっかりスコアを伸ばして、インは耐えることになるでしょう。そのために、フェアウェイキープです。1Wの安定性。当たり前ですけど、今回はより大切でしょうね」。歴史へ、さらに名をのこす。連覇の可能性があるのは、ただひとりだけだ。(宮崎 善秀)
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