テクノロジーと自転車競技のコラボレーションが描く、スポーツの拡張性。「INNOVATION LEAGUE 2021」説明会開催レポート
【INNOVATION LEAGUE 】
8月11日(水)に、昨年度に続く開催となる「INNOVATION LEAGUE 2021」のプログラム説明会が行われた。「INNOVATION LEAGUE」はスポーツ庁が目指すスポーツオープンイノベーションプラットフォーム構築の推進を目的としたプログラムであり、昨年度よりスポーツ庁とSPORTS TECH TOKYOが共同で開催している。
「INNOVATION LEAGUE 2021」説明会全体の開催レポートはコチラ
https://sports.yahoo.co.jp/official/detail/202108260055-spnaviow
自転車競技は競技力向上だけでなく、モビリティとして社会に貢献する
オリンピックでは梶原選手が銀メダルを獲得したものの、自転車・ロードレースは日本ではまだまだ発展途上。地域に根付いて沢山の方に応援してもらえる環境を作ることや強い選手を育てること、そして日本代表としてより多くの選手を海外のレースに送り込むことを通じて、自転車競技を国内でメジャースポーツにすることを目標に、日々運営を進めている。
ジャパンサイクルリーグ は、自転車が環境問題や健康促進のみならず、人の生活に必要とされるような存在になることを目指している。競技力向上だけでなく、モビリティとしての側面から社会のエコシステムに貢献する自転車競技は、まさにスポーツの拡張性を感じさせてくれる種目だ。
ジャパンサイクルリーグ 発起人・チェアマン 片山右京氏 【INNOVATION LEAGUE】
ロードレースは日本各地の公道を使って開催される 【INNOVATION LEAGUE】
機材スポーツとテクノロジーの相性の良さを活かしたい
ロードレースとテクノロジーの掛け合わせが、新たな魅力を生み出す 【INNOVATION LEAGUE】
競技の卓越性が視聴者に伝わりづらいことが課題
1、ロードレース・競輪場を使ったバンクリーグにかかるLiveレース映像
2、プロ選手たちの走行中の身体データ・機材データ
3、レース開催地の自治体や地元チームとの新しい地域創生イベント
自転車競技の迫力やテクニック、戦略性をわかりやすく伝え、視聴者の方が見て楽しい、語って楽しい競技に語りやすい競技になるためにテクノロジーの導入を進めていきたいと考えだ。レース中の競技データを活用した新しい観戦体験や、選手たちが実行している戦略の複雑性を解説するコンテンツなどを通じて、よりわかりやすく、より奥深い競技の魅力を届けていきたいと犬伏氏は語る。
競技者層以外にその面白さを広く伝えるアプローチが課題 【INNOVATION LEAGUE】
ジャパンサイクルリーグ 発起人・理事長 犬伏 真広 氏 【INNOVATION LEAGUE】
「INNOVATION LEAGUE アクセラレーション」への応募を希望される企業担当者の方は以下のURLよりご応募ください。
https://innovation-league.sportstech.tokyo/acceleration/
執筆協力:五勝出拳一
『アスリートと社会を紡ぐ』をミッションとしたNPO法人izm 代表理事。スポーツおよびアスリートの価値向上を目的に、コンテンツ・マーケティング支援および教育・キャリア支援の事業を展開している。2019年末に『アスリートのためのソーシャルメディア活用術』を出版。
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