セレッソ大阪【J1リーグ第27節 G大阪vs. C大阪】再スタートとなる今節。小菊昭雄新監督のもと、チーム一丸で大阪ダービーに挑む

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1-5で敗れた前節、明治安田生命J1リーグ第26節・湘南ベルマーレ戦の翌日。今季から就任したレヴィー クルピ監督とマテルコーチがクラブと双方合意のもと、 8月26日付けで契約を解除し、退任することになった。「皆さんの期待に応えられるサッカーができず、本当に残念で心苦しい限りですが、人生を歩み続けるしかありません。セレッソの今後の幸運を心から祈っています。素晴らしい時間を共有してくれたこと、本当にありがとう」との言葉を最後に残してチームを離れたクルピ監督に代わって指揮を執るのは、コーチから昇格する形で新指揮官に就任した小菊昭雄。これまで様々な役職でクラブを支えてきた小菊にとって、暫定ではない形での初の監督就任となる。

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チームは現在、リーグ戦では7勝9分9敗、勝点30の12位。当面の目標はJ1残留を確実にすること。その上で、一つでも上の順位を目指し、ここからの1戦1戦を戦っていく。小菊新監督にとって初陣となる今節は、勝点で並ぶ宿敵・ガンバ大阪との一戦だ。新指揮官にとっては、いきなりの大一番。試合前日、リモート会見の中で小菊新監督は、「一番負けたくない相手として、常に意識してきた。スタートを切るには最高の相手」と話し、闘志を漲らせた。同じく前日会見の中で坂元達裕も、「このタイミングでのダービーは、凄く大きな試合。小菊監督のもとで、結果だけを求めてやっていきたい」とキッパリ語った。

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ここから新指揮官の色がどのようにチームに落とし込まれるか。これまでの経験を活かし、その手腕に期待は高まるが、今節に関しては前節から中2日と、できることは限られている。連戦が続く中、まずは選手たちのコンディションを把握し、メンバーを決める作業が待っている。その上で、どう相手に立ち向かい、勝点3を手繰り寄せるか。戦い方の部分を詰めていくことになる。最初に手を付けるべきは、前節5失点を喫した守備。4バックのままでマークの受け渡しやポジショニングを整備するか。それとも3バックで後ろに人数を割き、しっかりとスペースを埋めて対応するか。やり方も含め、決断していくことになるだろう。とは言え、今節は大阪ダービー。得点を奪いにいくためには守備ばかりに意識を傾けてもいけない。積極性を発揮し、相手の背後を取り、果敢にゴールを目指したい。

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今節からガンバとの公式戦3連戦が待ち受けているセレッソ。その初戦となる今節は、小菊新監督にとって初戦であり、新チームのスタートでもある。選手、スタッフ、サポーター、クラブに関わる全ての人たちが気持ちを一つにして立ち向かい、勝利という最高の結果を手にしたい。
(文=小田尚史)
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