【新日本プロレス】IWGPタッグ王座タイチ選手&ザック選手に直撃!(後編)

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社/タイコウクニヨシ】

7.29東京ドームでIWGPタッグ王座を奪還したタイチ&ザック・セイバーJr.、9月5日(日)埼玉・メットライフドームでは、内藤哲也&SANADA組、後藤洋央紀&YOSHI-HASHI組との3WAYマッチに挑むデンジャラステッカーズに、直撃インタビュー(後編)!

今回は、内藤、SANADA、そしておたがいのタッグチーム観に関しても言及!

撮影/タイコウクニヨシ

■「カードファイト!! ヴァンガード overDress プレゼンツ WRESTLE GRAND SLAM in MetLife Dome」
・9月4日(土) 15:00開場 17:00試合開始
埼玉・メットライフドーム
・9月5日(日) 13:00開場 15:00試合開始
埼玉・メットライフドーム

タイチ「(白鵬関の“カチ上げ”に関して)アレには心打たれたね……。『横綱なのに、こんなムチャクチャやるのか!?』ってな」

【新日本プロレスリング株式会社/タイコウクニヨシ】

――さて、7.25東京ドームのIWGPタッグ王座戦の直前には、22日と23日の大阪大会では二日間にわたり、内藤哲也&SANADA組とのシングル二番勝負が組まれました。タイチ選手は初日が内藤戦、二日目がSANADA戦でしたが、いま振り返っていかがですか?

タイチ そのカードが発表されたときは東京ドームの直前だし、「勘弁してくれよ!」って思ったな。

――たしかに、やる側にとっては厳しい連戦ですよね。

タイチ まあ、俺らはタッグチームだけど、べつにただの“タッグ屋”じゃない。そういう意味で「俺らはシングルでもいけるんだぞ?」っていうのを見せつけるにはいい機会だっていう感じで、なんとか気持ちを切り替えたけどな。

――初日は内藤選手を真っ向勝負の末、ブラックメフィストで撃破しました。試合ではとくに、終盤のカチ上げ式エルボーが強烈なインパクトを残しました。

【新日本プロレスリング株式会社】

タイチ フフフ。白鵬の勝ちに行く執念……。おまえ、今年の名古屋場所、観たか?

――ハイ。7月18日の大相撲名古屋場所の千秋楽で、白鵬関が照ノ富士関との全勝対決の立ち会いで繰り出した“カチ上げ”ですね。

タイチ アレには心打たれたね……。「横綱なのに、こんなムチャクチャやるのか!?」ってな。引退の文字もチラつく中、ああやって全勝優勝したっていうのは執念以外の何物でもないだろ。もう横綱もへったくれもないんだから。でも、アレを観て「これが大事なんだな!」って思ったな。

――あの闘い方には正直、賛否両論ありましたが、タイチ選手はそのように受け止めたと。

タイチ まあ、横綱の品格どうのこうのはさておき、あそこまでプライドも何も脱ぎ捨ててガムシャラにブン殴って勝ちにいく。ああいう気持ちが重要なんだって思ってたからこそ、内藤との一番で勝手に身体が動いたってわけだ。

――なるほど。ところで、ザック選手は相撲にご興味はありますか?

ザック スモウ? 俺はタイチから情報を聞くだけだね。ただ、タイチがナイトーにブチかました映像を観たけど、あれはかなりのダメージを与えてたな。

――同じ日、ザック選手はSANADA選手と闘って、最後はSANADA選手のオースイスープレックスに対し、ザック選手が両足で相手の胴体を押し付けてダブルフォール。“両者引き分け”という非常に珍しい結果となりました。

ザック たぶん、あれはニュージャパンで初めてのことだろ? あんな結末は誰も考えもしなかったけど、ある意味で避けられないことだったのかもしれないな。俺とSANADAはいつもおたがいから3カウントを奪うことに対抗意識を燃やしてる。ある種、レアでユニークな関係といえるかも知れない。

――しかも、試合後はたがいに勝利を譲らず、口論しながら一緒に花道を引き上げてましたけど、あれも前代未聞でした。

ザック いまでも俺はあの結果には納得いってない! 近くで見てたら、俺の肩が上がっていたのがわかるはずだ。だから、俺はニュージャパンに「レフェリーたちを全員燃やしてくれ! 代わりにロボットレフェリーを導入してほしい」って頼んだんだけどな。

ザック「ナイトーとのシングルは、俺にとっていつも複雑なモノなんだ。ナイトーは本当に不思議な相手だな……」

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――そして迎えた二日目、タイチ選手はSANADA選手と接戦の末、オコーナーブリッジで惜敗を喫しました。ただ、お二人は内藤選手を嫌いと公言するのとは裏腹に、SANADA選手にはメチャクチャ友好的ですよね。

タイチ ああ、俺もsanaやんのことは好きだよ。すれ違いとはいえ、同じ道場に住んでた、かわいい後輩でもあるしな……。



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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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