プレミアリーグ第2節、開幕戦で昇格組のワトフォードFCに敗れたアストン・ヴィラはホーム初戦となるこの試合でニューカッスル・ユナイテッドと対戦。

　ホームのアストン・ヴィラは左サイドからエル・ガジ、右サイドからキャッシュとゴールを狙うもシュートは枠に収まらずゴールは遠い。反対に相手FWのウィルソンにGKとの1対1の好機を与える等、試合を優位に進めることができない。

　ハーフタイムに差し掛かろうとした前半アディショナルタイム、右サイドからキャッシュがロングスローを放ると、攻撃に参加してきたDFのミングスがヘディングでボールを後ろへ流す。この浮き球に反応したのは開幕戦でもPKでゴールを決めた新加入のダニー・イングスだった。ゴールに背を向けた難しい姿勢であるのにも関わらず、ダイレクトでジャンピングボレー。勢いのあるシュートがゴール右隅に突き刺さり、相手GKは見送るだけだった。

　試合は後半、左サイドからのFK。マッギンが中に上げたボールにコンサがヘディングで折り返すと、ミングスがヘディングシュート。このボールが相手の手に当たり、アストン・ヴィラはPKを獲得する。

　PKを蹴るのはチーム加入後PK成功率100%を誇る“職人”エル・ガジ。この日もしっかりと成功させ、ホームのアストン・ヴィラがリードを2点に広げた。

　試合はその後、裏に抜け出した相手FWのウィルソンを倒したGKマルティネスのファールであわやPKかという場面も訪れたが、VARによりウィルソンの抜け出しがオフサイドという判定。ファールを取り消されたアストン・ヴィラは一命を取り留めた。

　その後も全員守備でゴールを守り切ったアストン・ヴィラは2-0の完封勝利。ホームゲームでサポータにリーグ初勝利をプレゼントした。

出場選手：マルティネス、キャッシュ、コンサ、ミングス、A・ヤング、マッギン、D・ルイス(トゥアンゼベ 89)、J・ラムジー、エル・ガジ、ブエンディア(フィロジェヌ=ビダス 86)、D・イングス( ウェズレイ 90+1)

ゴール
1-0アストン・ヴィラ：イングス 45+3分
2-0 アストン・ヴィラ：エル・ガジ　62分 (PK)