【東京オリンピック】5日目モーニングセッション ハイライト〜やり投・北口がシーズンベストで決勝進出〜
【アフロスポーツ】
女子やり投 予選
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男子200m 予選
【アフロスポーツ】
女子走幅跳 決勝
【アフロスポーツ】
男子400mハードル 決勝
準決勝の段階で、世界記録保持者(46秒70)のカルステン・ワーホルム選手(ノルウェー)と世界歴代3位の自己記録(46秒83)を持つライ・ベンジャミン選手(アメリカ)が47秒30・47秒37で走ったほか、アリソン・ドス・サントス選手(ブラジル、47秒31=南米新記録)、アブデルラハマン・サンバ選手(カタール、47秒47)など6名が47秒台をマークするレベルの高さでしたが、決勝ではそれをはるかに上回る圧巻のレースとなりました。
ワーホルム選手とベンジャミン選手による世界記録更新の可能性を秘めた対決が注目された決勝は、ベンジャミン選手が5レーン、ワーホルム選手が6レーンに入る番組編成。レースは、いつも通り前半から猛烈な勢いで飛ばしていくワーホルム選手を、ベンジャミン選手が内側のレーンから追いかける展開となりました。ホームストレートに出て、ベンジャミン選手がワーホルム選手に迫り、最終ハードルの手前で並びかけて逆転するかと思われましたが、10台目をとんだところでワーホルム選手がベンジャミン選手を突き放してそのままフィニッシュ。なんと自身が7月に樹立した世界記録(46秒70)を、一気に0.76秒も更新する45秒94の世界記録を叩き出して、初のオリンピックタイトルを獲得しました。2位のベンジャミン選手も、従来の世界記録を上回る46秒17をマーク。3位のドス・サントス選手も初の46秒台となる46秒72で続き、それぞれエリア記録を更新するとともに世界歴代3位までを席巻。さらに、世界歴代8位に食い込んだ4位・カイロン・マクマスター選手(英領バージン諸島)の47秒08を含め、3選手がナショナルレコードを更新するなど、過去に例のない高速レースとなりました。
大会に関する情報は、東京オリンピック特設サイト(https://www.jaaf.or.jp/olympic/tokyo2020/ )および日本陸連公式Twitterをご参照ください。
文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:アフロスポーツ
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