【東京オリンピック】三浦が3000m障害物で日本人初入賞の7位! 5000m廣中は日本新!〜4日目イブニングセッション選手コメント(男子3000m障害物 決勝・女子5000m決勝)

日本陸上競技連盟
チーム・協会

【フォート・キシモト】

8月2日(月)陸上競技4日目のイブニングセッションは午後19時20分より女子棒高跳の予選からスタート。日本からは男子3000m障害物決勝に三浦龍司選手(順天堂大学)、女子5000m決勝に廣中璃梨佳選手(日本郵政グループ)が出場しました。各選手競技終了後のコメントをご紹介いたします。

【フォート・キシモト】

◎三浦龍司(順天堂大学)
男子3000m障害物 決勝 7位 8分16秒90
まず、結果として、順位として7位に入賞することができたのは、自分にとって嬉しいし、大きな成果かなと思う。
(前半で先頭に出たのは)少し(ペースが)遅いのかなという感覚になった。集団にもまれて障害(飛越を)ミスするよりは前に出たほうがいいかなという思いで前に出たのだが、1000(m)のラップが明らかに早かったので、あそこは(判断)ミスだったように感じている。ただ、最後、しっかりと粘ることができて、最後の切り替えもできたので、まずまずかなと思う。
(残り1周の段階で9〜10番手だったが入賞できると見極めていたのか、の問いに)最後粘ってどうなるかな、という状態だったので、(入賞が)狙えなくはない場所にいるという感覚はあった。ラスト勝負になると思っていたので、余力があるにせよないにせよ、しっかり切り替えるつもりでいた。そこで身体をうまく動かせたということが、この結果に繋がったと思う。余力は全力だったので、あまりなかった。
急激なアップダウンというよりは、緩やかに徐々に上がっていくというレースだった。振り返ってみたら最初の1000mからかなりハイペースだったので、今回はラスト2000〜3000mにかけての上がりが世界レベルの上がり方。まだまだ自分も磨いていかなければいけないというか、実力不足のところだったかなと思う。
今回のレースで、(8分)ひと桁前半(の自己記録)を持っていないと、余力的にもレース的にも勝つことができないと感じた。まだまだ選手としての走力を上げていかなければならない。パリオリンピックは3年後。(メダルを)目指すという気持ちで取り組んでいきたい。

◆三浦龍司選手からのメッセージ

【フォート・キシモト】

◎廣中璃梨佳(日本郵政グループ)
女子5000m 決勝 9位 14分52秒84 =日本新記録

今回は「自分に挑戦」という気持ちで走った。レーススタイルについては、身を任せるという感じだったが、ラスト4000(m)からの切り替えが世界(レベルに)届かなくて、勝負ができなかったことは悔しく思う。しかし、これが1つ大きな経験となったので、(8月7日に出場する)次の10000mや、その先の課題としていきたい。
(先頭にいたとき、かぶさってくるような形で後続が上がってきたときの心境を、との問いに)「世界の選手はラストにスピードで来る」というのは分かっていたので、冷静に、落ち着いて、まずは自分らしく走るという思いから、「まずはつこう」と思いながら走っていた。ラスト1000mまでは余裕を持って走れたが、ただ、そこからの切り替えで自分の弱さが出たと思う。
初めてのオリンピックということもあり、ここに来るまでは不安ほうがすごく大きくて、直前の合宿などでも、気持ちの波が大きかった。そういうときに、リオ(五輪)を経験した(鈴木)亜由子さんの言葉や、監督が側でいつも言ってくださった「大丈夫」という言葉が、何よりも私の支えとなって今日を迎えることができたし、笑顔でスタートラインに立つことができた。まずは感謝の気持ちを伝えたい。

文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト
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