<男子ゴルフ/東京2020>38位タイの星野陸也「素晴らしい1週間」次はパリ…!!

チーム・協会

【©IGF(写真は初日)】

■東京五輪
霞ヶ関カンツリー倶楽部(埼玉県)、男子7月29日ー8月1日・7447yd、女子8月4日ー7日・6648yd、パー71▼1日(最終日)

リッキーの特別な1週間が終わった。
星野陸也は「最後の最後にショットが上手く行った」。
46位タイから出た最終日にボギーなしの5バーディ。
4日間自己ベストの「66」でまわり、通算5アンダーの38位タイで大会を終えた。

最終日に、やっと本来のゴルフができた。
それだからこそ、「正直、今は悔しい気持ちで一番です」。

悔やむのは、上昇を期した前日の土曜日だ。
「自分ではいつも通りを心掛けたつもりだった」。

しかし、周囲が激しくスコアを動かす中で、星野が獲れたバーディはたった1個。14番ではダブルボギーを叩いた。
大事な3日目に、2オーバーで、大きく順位を落とした。

「あとで周りの方々から、いつもとテンポが全然違ったと言われて。今日はほんとにリラックスしてスイングできたので。昨日は相当、硬かったんだ、と。気づかないところで、変に力が入っていたと思います」。

日本ツアーで今シーズン3勝。
「今までにもプレッシャーはあったけど、そこまで自分のプレー以外では、なかった」。
重圧のゴルフは何度も経験したが、国を背負って戦うというのはなかった。

「代表に選ばれたからには結果を出して、応援してくださる方のためにも頑張らなければいけない」。
自国開催の五輪で、普段以上に無意識の力が入っていた。

「その中でも、自分のプレーができなければいけなかった。緊張を良いプレーに変えることができなかった。期待にお応えすることができなかった。反省することは、一杯あります」。

初日は自国代表として、第一組の一番目で開幕の第一打を打つ大役もあった。

「初日のティショットの印象が強すぎて…。あれくらい思いきし緊張したほうがティショットもまっすぐ行くのかな?」と、やっと笑顔で振り返ると「オリンピックに出場できて、ほんとによかったです」。

6月の選考締め切り間際に怒涛の追い上げで、代表入りを果たした。
5月の全米プロから始まり、全米オープン、全英オープンと世界舞台を渡り歩いて、夢の舞台に乗り込んだ。

「今回は、ショットが上手くいかずに悔しい結果になってしまって、いいご報告もできなかったですけど、感じたこと、学ぶことはたくさんあった。緊張も楽しめましたし、素晴らしい1週間になりました」と、総括した。

「これを次に活かしてまた、この舞台に戻ってきたい。またそこで頑張れるように、もっともっとレベルアップしたい」。
ごく自然に、次のパリでの雪辱を口にしていた。

なお、メダル争いは、アメリカのザンダー・シャウフェレが通算18アンダーで金、銀はスロバキアのロリー・サバティーニに決まった。
通算15アンダーで3位タイにつけた松山英樹は、銅メダルをかけて7人のプレーオフに挑む。

【初日、開幕のティショット。これ以上の緊張はなかったです©IGF】

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