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フォート・キシモト

【東京オリンピック】1日目イブニングセッションハイライト〜女子5000mは、出場3選手ともに自己新記録で激走!〜

日本陸上競技連盟

女子5000m 予選

陸上競技第1日のイブニングセッションは19時00分、女子5000mの予選から競技が開始されました。

気温25℃、湿度98%と、日が落ちてからも正午過ぎの気温とほぼ変わらぬ非常に蒸し暑いコンディションのなかで行われたこの種目は、各組上位5着に加えて6着以降の上位記録者5名が決勝に進む条件で実施され、日本からは、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、萩谷楓(エディオン)、田中希実(豊田織機TC)の3選手が出場。廣中選手と萩谷選手が第1組に、田中選手が第2組に入る番組編成でのスタートとなりました。

予選第1組は、スタート後、400m手前で廣中選手がトップに立ち、萩谷選手が3〜5番手辺りに位置してレースを進めていく展開となりました。廣中選手は、最初の1周を73秒5(以下、WA公式サイトの発表データによる)で入ると、最初の1000mを3分00秒9、2000mは6分00秒0と、ほぼイーブンペースを刻んでいきます。残り5周となる3000mの手前でヤセミン・ジャン選手(トルコ)にかわされて3000mは2番手(9分01秒8)で通過すると、その周回でケニアの2選手とエチオピアの2選手が前に出て、そこからは6位付近でレースを進めることとなりました。4200mを過ぎたところで上位集団がペースを上げると表情が厳しくなり、そこからの200mで3つ順位を下げましたが、懸命に粘って9着、自身の持つ日本歴代3位記録を更新する14分55秒87の自己新記録でフィニッシュ。順位通過での決勝進出はならなかったものの、2組目のレース結果次第という状況でレースを終えました。なお、この記録は、オリンピックにおける日本人最高記録でもあります。また、中盤以降で徐々に順位を下げる形となった萩谷選手も最後までよく粘り、12着ながら日本歴代6位となる15分04秒95の自己新記録をマークしてフィニッシュを迎えました。

田中選手が臨んだ2組目は、先頭の1000m通過が3分03秒3、2000mを6分06秒3、3000mは9分11秒0と、1組目よりもスローペースで進んでいく形となりました。上位が大きな塊でレースが進んでいくなか、田中選手は2周目に入ったあたりで3〜4番手に順位を上げ、その後は順位通過が可能となる5番手付近でレースを進めていきます。残り2周のところで2位に浮上、最後の1周を4番手で通過したものの、バックストレートでかわされてフィニッシュは6着。記録は、自身初の15分切りとなる14分59秒93(日本歴代4位)をマークしました。

この結果により、全体で12番目の記録となった廣中選手は、記録通過で決勝に進出。中2日空けた8月2日、大会4日目の最終種目として21時40分に行われる決勝に挑むこととなりました。一方の、田中選手は、記録通過でのプラス5番目の記録に0.38秒届かず、次点(トータル16位)という悔しい位置で、2019年ドーハ世界選手権に続く決勝進出を逃しました。しかし、高温多湿下のレースにもかかわらず、萩谷選手も含めて、3選手ともに、日本歴代上位記録での自己新記録をマーク。さらに、来年夏に開催される「オレゴン2022世界選手権」の参加標準記録(15分10秒00)も突破する好走でした。

フォート・キシモト

男子10000m決勝

今大会最初の決勝種目となった男子10000mは、陸上競技1日目の最終種目として20時30分に号砲が鳴りました。日本からは、同級生で学生時代からライバルとして切磋琢磨してきた相澤晃選手(旭化成)と伊藤達彦選手(Honda)が出場。気温は24 °Cまで下がったものの、湿度は98%と、依然として厳しい蒸し暑さのなかで行われたレースは、スタートしてすぐに、ウガンダのスティーブン・キッサ選手が一人で大きく飛び出しましたが、その他の選手が大きく離れて、大集団でレースを進めていく形に。相澤選手と伊藤選手は、この大集団の中段付近に位置をとり、5000mの通過は相澤選手が14分11秒6(14番手)、伊藤選手が14分11秒8(16番手)と、並走する展開を見せていました。しかし、ここから次第に後れ始めた伊藤選手は、6000m以降は大きく離される苦しい走りとなり、最終的に、22位・29分01秒31でレースを終えました。一方の相澤選手も、順位こそ大きく落とすことはありませんでしたが、上位選手がペースアップして集団が縦に細長くなると、前方との差は次第に大きく開くことに。シーズンベストとなる28分18秒37をマークしたものの、17位でのフィニッシュとなりました。

9200mを過ぎても10名以上の選手が残ることとなった先頭争いは、ラスト2周のスパート合戦で勝負が決しました。残り1周で前に出た21歳のセレモン・バレガ選手(エチオピア)がそのまま逃げきって27分43秒22でフィニッシュラインを駆け抜け、シニアの世界大会では初めてとなる金メダルを獲得。陸上競技における東京オリンピック優勝第1号となりました。27分43秒63でこれに続いたのが、世界記録保持者で2019年ドーハ世界選手権覇者のジョシュア・チェプテゲイ選手(ウガンダ)、さらに同じウガンダのジェイコブ・キプリモ選手が27分43秒88で続き、2・3位を占めました。


陸上競技の第2日となる7月31日のモーニングセッションは、9時から競技が開始され、男子100mの予備予選を含む6種目の予選が行われます。日本からは、9時40分からスタートする男子棒高跳予選に江島雅紀選手(富士通)と山本聖途選手(トヨタ自動車)が、10時45分から行われる女子100mH予選に、寺田明日香選手(ジャパンクリエイト)、青木益未選手(七十七銀行)、木村文子選手(エディオン)の3選手が、それぞれ出場。ラウンドの突破を目指します。

大会に関する情報は、東京オリンピック特設サイト( https://www.jaaf.or.jp/olympic/tokyo2020/ )および日本陸連公式Twitterをご参照ください。

■【東京オリンピック】大会1日目モーニングセッション ハイライト
https://www.jaaf.or.jp/olympic/tokyo2020/news/article/15279/
■【東京オリンピック】大会1日目モーニングセッション 選手コメント
https://www.jaaf.or.jp/olympic/tokyo2020/news/article/15280/


文:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト

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