セレッソ大阪【J1リーグ第23節 鳥栖vs.C大阪】2試合連続で2点差を跳ね返してのドロー。9連戦のラスト、総力を結集させて勝点1を獲得

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【CEREZO OSAKA】

J1第21節・FC東京戦から中2日。アウェイに乗り込み、サガン鳥栖との一戦に臨んだセレッソ大阪。先発は前節と同じ11人。AFCチャンピオンズリーグから続いていた“バブル方式”と呼ばれる隔離生活下で臨む最後の一戦となった。

前半で2失点を喫した前節の反省を受け、試合の入りは今節のポイントの一つだったが、1分と経たない内に失点。両サイドを崩され、あっけなく先制を許した。
すると、鳥栖の勢いに飲まれる形で8分にも2失点目。苦しい展開を余儀なくされた。14分にもピンチを招いたが、ここは西尾隆矢が体を張って守ると、18分に1点を返す。

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大久保嘉人のシュートがGKにはじかれたあと、DFのクリアを坂元達裕がブロックすると、跳ね返りを拾った加藤陸次樹が思い切りよくシュート。これがDFに当たってゴールに吸い込まれた。加藤の2試合連続ゴールで1点差とすると、その後もしばらくはセレッソがペースを握る。24分には、GKのパスをカットした松田陸がそのまま駆け上がり、クロスからゴールを脅かす。42分に再び鳥栖に決定機も、ここはGKキム ジンヒョンが好セーブでしのぐ。このまま1点差で前半を折り返すかと思われたが、ビルドアップでのミスを突かれ、アディショナルタイムに失点。厳しい形で前半を終えた。

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前節と同様、2点を追いかける展開で後半に入ったセレッソは、後半開始から高木俊幸を投入。反撃に出る。46分、トップ下に移った清武弘嗣が加藤とのワンツーから惜しいシュートを放つと、48分には原川力のFKからチアゴにあと一歩という形も作る。反撃ムードが出てきた後半だが、鳥栖の勢いも衰えない。56分には、CKからネットを揺らされたが、ここは鳥栖にハンドがあり無得点に。64分のピンチもキム ジンヒョンが素晴らしいセーブで防ぐ。4点目は与えずにしのぐと、68分、絶好の位置でFKを獲得。蹴るのはもちろん、原川。「フィーリングは良かった」というキックがゴールに向かったが、惜しくもクロスバーを直撃。

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ただし、この流れからセレッソが2点目を入れた。こぼれ球を拾った高木のシュートはDFのカバーで防がれたが、さらにこぼれ球を拾った清武がクロス。相手GKが味方DFとぶつかりファンブルしたところを坂元が突き、加藤が押し込んだ。
ここから試合は両チームが攻め合うオープンな展開に。74分、75分と立て続けに坂元がドリブルからシュートを放てば、76分には鳥栖のシュートがポストに当たる場面も。80分、原川のCKから加藤がダイレクトで放ったシュートはゴールラインギリギリでGKに止められた。一進一退の攻防が繰り広げられた中、次の1点はセレッソに入る。高木のパスを受けた坂元が果敢なドリブル突破からPKを獲得。
これを自身で決めて、87分、セレッソが同点に追いついた。

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すると、その直後にもセレッソに決定機。流れるような攻撃から、高木の折り返しに奥埜博亮が合わせたが、シュートはDFに防がれた。

6分間のアディショナルタイムを含め、最後まで両チームがゴールに迫ったが、勝ち越しの1点は生まれずタイムアップ。前節から中2日。ACLを含めると9連戦のラストとなったセレッソは、試合終了と同時に何人もの選手がピッチへ倒れ込んだ。前半だけで3失点する展開を、交代枠5人を使って盛り返したセレッソが、前節に続いて貴重な勝点1を獲得。このあとは来月4日に行われる天皇杯3回戦まで公式戦は休み。チームの総合力が高まった7月の成果を、8月の戦いで結果へとつなげていきたい。
(文=小田尚史)

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