中2日での再戦となった、タイのポートFCとの第4節。セレッソ大阪は、前節から先発8人を変更。休養十分の選手たちが開始からエンジン全開で攻め込むと、12分に先制。原川力のショートコーナーから、清武弘嗣が精度の高いクロスを上げると、ファーサイドで構えた丸橋祐介が絶妙な胸トラップから左足でシュート。「いいコースに飛んだ」と自身も納得の一撃を逆サイドに叩き込んだ。「最初は前から行って、ボールを奪って、速い攻撃をしよう」(大久保嘉人)と意思統一されたチームは、その後も相手ボールになった際は前からプレスをかけ、高い位置で奪って攻撃につなげる。16分には、丸橋、為田、清武とつなぎ、最後は為田がシュート。惜しくもGKに止められたが、流れるような攻撃で相手ゴールを脅かした。為田は24分にも、カットインからシュート。果敢な姿勢でゴールに迫った。31分に一度、相手にチャンスを与えた以外はセレッソが支配して試合を進めると、待望の追加点は前半終了間際の45分に生まれた。原川のCKをチアゴが折り返し、逆サイドで大久保がヘディング。一度はGKに防がれたが、跳ね返りを自ら冷静に詰めて、ゴールネットを揺らした。