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「ギャラリーの声援が力になった」池田勇太が2度目の日本プロVを狙う

日本プロゴルフ協会(PGA)

第88回日本プロゴルフ選手権大会 第3ラウンド

 
 第3ラウンド、ムービングサタデーの主役に躍り出たのは、通算5アンダー・14位タイからスタートした池田勇太だった。2番パー4ホールでこの日最初のバーディーを奪うと4番パー5ホールで確実にバーディーを取り、8、9番ホールでは連続バーディーを決めた。後半に入っても危なげないプレーを続け、スコアをさらに3つ伸ばす。結局7バーディー・ノーボギー64、通算12アンダー単独首位に立った。

 「(大会)3日間、ショットがいい形で打てている。好調さを保てているから、パット(の出来)次第だとは思っていました。癖のあるグリーンだけに(ラウンドを重ねるごとに)決め切れない数が減って来てのスコア」だと池田。

 「グリーン上で考えることが多い。芝目に傾斜、アンジュレーション。これらに惑わされず、外すことも想定し、どうケリをつけながら回る(パットする)かだ」と付け加えた。
 
 初日のスコア70(パット数32)、2日目67(同28)、3日目64(同30)。バーディー数は初日から3、5、7と日に日に増えている。

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 2003年には日本オープンが開催されたこの大会舞台・日光カンツリー倶楽部。ツアープロに初めて伍した当時アマチュアの池田は、19位タイの成績を残し、ローエストアマに輝いた。

 「このコースは自分にとって(ゴルフ人生の)スタート地点だし、プロ初優勝が日本プロだった」と振り返る。

 コースも大会にも不思議な縁を感じているのだ。
 
 今年は開幕戦から思うような成績を残せずにいた。5月上旬の「ジャパン プレーヤーズ選手権」初開催に向け尽力し、裏方として奔走し、自分のゴルフどころではなかったからだ。同選手権が成功裏に終わったものの、池田は「腑抜け状態」に陥り、自分のゴルフが出来ず仕舞いだったのだ。しかし、2週間のオープンウイークが心身をリフレッシュさせ、良い休息となり、そしてスイッチが入った。これまで日本オープンのタイトルを2回手にしている。

 「日本プロで、もう一度勝ちたい」

 この大会に照準を定め、準備を整え始める。前週の試合では最終日に66の好スコアをマークして12位タイの成績を挙げて、今大会に臨めた。

 「あるべき姿が戻って来たかな。ギャラリーが居る中でプレーしないと池田勇太が出て来ない。

 今日もギャラリー(の声援)が背中を押してくれた」と有観客試合でプレーを素直に喜ぶ。

 そんなギャラリーへの恩返しは「2度目の日本プロV」、思い出のコースでの優勝しかない。

 「(明日の自身の)コンディションを見極め、1ホール1ホールをクリアーして行ったなら、自ずと結果はついて来ると思う」

 勝負強い池田の復活を見せつける絶好の舞台は整ったようだ。

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