【UFC】エンジーチュクーがマルケスをノックアウト!

UFC
チーム・協会

【Chris Unger/Zuffa LLC】

日本時間6月27日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFCファイトナイト・ラスベガス30が開催され、プレリムのトリを飾ったケネディ・エンジーチュクー対ダニーロ・マルケスのライトヘビー級マッチは、エンジーチュクーがTKO勝利で締めくくった。

【プレリム】
ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○ケネディ・エンジーチュクー vs. ダニーロ・マルケス●
3ラウンド(0分20秒)TKO

ケネディ・エンジーチュクー

「気分は最高。すべての光栄は神のため。神が俺に与えてくれたすべての機会と祝福に感謝する。この1週間、鼻詰まりとか、いろいろあって体調を崩してしまい、ラリーバックしないといけなくて大変だったけど、今回のような大きなチャンスをもらって、こういう場所で自分のスキルを披露できるアスリートは多くないから、プッシュし続けたよ。このチャンスを軽視するなんてできないし、とにかくがんばろうと思って。自分にはこれを乗り越えるだけの力があると思っていた。第3ラウンドに、コーチたちがイケと言ってくれた。今を苦しんで後を楽しもうって。きついけどプッシュしてプッシュしてプッシュした。やるべきことをやって乗り切るしかなかった。第1ラウンドの後、相手がかなり疲れていたから、撃破するにはプッシュするしかなかったし、それができることは分かっていた。落ち着こうとした。それと同時に、相手がしがみつこうとして足を締め付けてきたから、相手が燃え尽きてしまうだろうってことも分かった。危険な状態だと思ったけど、乗り切れると思ったんだ。賢い方法とは言えないし、あの体勢から離れるのが一番いいのは分かっていたけど、相手の足が燃え尽きると思っていた。第1ラウンドの後、彼が足を引きずってコーナーに向かっていたから、第2ラウンドと第3ラウンドはペースを上げるべきだと思い、最後までやり遂げた」

【Chris Unger/Zuffa LLC】

ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
○シャフカト・ラフモノフ vs. ミシェル・プラゼレス●
2ラウンド(2分10秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)

シャフカト・ラフモノフ

「このまま連勝を続けてファンを喜ばせたい。UFCは最初の試合から簡単な相手を与えてくれない。今回が2試合目だけど、今回もタフな相手だったから、トップ15やトップ10に入るような相手と戦う準備はできているように感じている。初戦からデビューしたての人と戦っていない。すべてがうまくいけば、トップ15の誰かとやりたい。俺にしてみれば相手が誰であろうと関係ない。スタンディングでもグラウンドでもどこでも戦える。きっちりやれる。これが俺を危険な存在にしている理由だ。チームやコーチたちを尊敬しているし、(次の相手を)一人で決められるわけじゃない。家に帰って彼らと話し合い、それから誰と戦いたいかを伝えることになるだろう」

【Chris Unger/Zuffa LLC】

ウェルター級マッチ 5分3ラウンド
●ワーレイ・アウヴェス vs. ジェレマイア・ウェルズ○
2ラウンド(0分30秒)KO

ジェレマイア・ウェルズ

「マネジャーから電話があって、緊急の試合が決まったと聞いたときは“誰でもいい。やろうぜ!”って感じだった。相手の名前を教えてもらったから、コーチたちに伝えて計画を立てた。ここに来てからは減量のために必死にがんばらないといけなかったから、簡単じゃなかったけど、やり遂げた。自分がいたい場所、ここにたどり着くために邪魔なものを排除してきた。家族に食べ物を与え、可能な限りチームを助けられるようにがんばりたい。ギロチンの練習をしていたんだ。仰向けになって悔しかったけど、俺は黒帯だし、落ち着いて立ち上がれた。相手がギロチンを狙ってきても逃げ出せたし、“よし、問題ない”と思った。セコンドに聞いたら、何をすべきか教えてくれたしね。落ち着いていけ、自分の打撃を打っていけと言われてその通りにやった。打撃をつないで、それがうまくつながったら倒せたんだ。これで俺がタフなヤツだってことは分かっただろ。次に戦う相手が準備万端であることを願うよ。バランスの取れた相手だといいね。相手の準備が整っていること、それが望むすべてだ。なんだかホームのように感じて、変な話だけど、これが俺のやるべきこと。自分の中の野獣はいったん外に飛び出るとただひたすらに暴れまわる。ときに、自分でもコントロールができないこともある。だからこそ、最後は自分に落ち着けと言い聞かせた。8月頃には復帰して、また今回のようなパフォーマンスを見せたい。できればボーナスもほしい。目標があるんだ。ボーナスをもらうこと、記録を塗り替えること、世界に衝撃を与えること、そして、その過程でベルトが転がり込んでくればそれでいいと思っている。一番の目標はとにかく偉大になって大きな財産を残すことなんだ」

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ライトヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○マルチン・プラフニオ vs. アイザック・ビラヌエバ●
2ラウンド(0分56秒)TKO

マルチン・プラフニオ

「(第2ラウンドに入ってスコアカードは自分の方が下だと)思っていた。第1ラウンドの終わりに、立ち上がろうとしていたときに膝をついていたから、もしかしたら相手がフィニッシュしようとしていたのかもしれないけど、大した問題じゃなかった。ただ、バランスを崩してダウンしただけ。第2ラウンドのプランは試合に勝つことだった。頭の中では第2ラウンドに仕留めることを考えていたけど、そのとおりになったね。第2ラウンドに勝つことだけを考えてがんばった。第1ラウンドはきつかった。両方の眉毛が開いてしまい、ラウンドの半分は目が見えなかったんだけど、ブレイクの後は大丈夫だった。調子が上がってきて、もっとうまく動けるようにもなった。コンディショニングは常にとても良い。どの試合も最高の体調で臨めるように必死に取り組んでいる。すでに第2ラウンドには相手が弱っているように見えたから、とにかく勝たないといけないと思った。努力してこういう勝ち方ができると、自分の計画がうまくいったってことだし、試合に向けて良い準備と素晴らしい技術を整えられたということだ。相手の体はあんなに強いとは思っていなかったし、ノックアウトするのは難しいと思っていたから、もっと足元やボディを狙っていくつもりだったんだ。第1ラウンドですでに相手の左足はかなりダメージを受けていたと思う。ローキックに苦戦していたみたいだね。その後、彼はローキックに集中するようになって、第2ラウンドにはリバーを狙った2回のケリを打ち込み、それが功を奏した。UFCでは数年ほどダメな時期があったけど、勝利街道に戻ってこられたし、2連勝して好調だ。このまま勝ち続けたい。悪い時期は過ぎたし、これからは自分が輝くときだと思っている」

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女子バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○ジュリア・アビラ vs. ユリア・ストリアレンコ●
3ラウンド(4分11秒)サブミッション(リアネイキドチョーク)

ジュリア・アビラ

「思いがあふれてしまったの。ファンのために戦いたいし、自分よりも大きなもののために戦いたい。怒っているわけでもないし、復讐したいわけでもなくて、愛のために戦いたいと思っている。がんで友達を亡くしたばかりなの。だから彼女のために戦う。UFCで初めての試合も彼女のために戦い、今回の勝利も彼女に捧げる。チームメイトたちも、私たち全員が離脱し、行き場を失った。でも、それぞれがホームを見つけたから、彼らのために戦うの。いろんな感情が入り混じって、すべてがひとつになって、とてもうれしい。本当に幸せ。落ち着いているし、安心もしている。自分に何ができるかも分かっているし、自分を信じてもいる。これが(前回の試合から自分が変わった)最大のポイント。神さまが私のために計画を立ててくださって、私の成功のためにプランしてくれているのは分かっている。私はただ耳を傾けるだけ。確実な勝利だったと思う。もっとうまくできたとも思うし、常にもっとうまくなれるとも思っている。第1ラウンドで戸惑わなければ仕留められたかもしれないけど、良いショーを見せられたと思うし、ファンのみんなも楽しんでくれたはず。みんなが楽しんでくれていたらいいな。そうだとしたら最高よ。自分がサインした相手との試合がついに実現してうれしい。予想していたよりも少し時間がかかってしまったけれど、私は誰が相手でも戦う。もっとうまくなりたい。自分にできることは分かっているし、ベストを尽くせることも分かっている。ただ、チャンスが必要なの。年内にあと2試合したい。特に圧倒的な強さで勝てれば、第1ラウンドか第2ラウンドで決められるかもしれない。当然、第3ラウンドじゃない。それじゃ長くかかりすぎる。疲れるし、めんどうくさがりなのよ。もちろん、自分が進歩してさらに良いパフォーマンスを続け、フィニッシュを決められていけば、あと2試合できるだろうし、勝利を重ねることで2022年には間違いなくトップ5に入れると思っているわ」

【Chris Unger/Zuffa LLC】

フェザー級マッチ 5分3ラウンド
○チャールズ・ローザ vs. ジャスティン・ジェインズ●
判定2-1(30-27、28-29、29-28)

チャールズ・ローザ

「最高の気分だ。UFCという最高レベルの舞台でタフな相手に大きな勝利を収めることができて最高にうれしい。ジャスティン・ジェインズは釘のようにタフだからね。スプリット判定だったことに少し驚いたのは確かだけど、それは自分の仕事。試合に出て戦う。最初のジャッジが30-27だったから、自信はあったけど、29-28と言われたときは祈ったよ。勝利したという実感はあるし、最後まで攻めた。ジャスティンには脱帽だし、尊敬もしている。ジャスティンはファイトマネーのすべてを自分に賭けたと聞いたから、彼にとっては残念だと思うけど、今日のカジノは大儲けだね。この仕事をする上での代償であり、リスクでもある。勝利には満足しているし、稼げたことにも満足だ。驚いたのは、自分の柔術が相手よりはるかに優れていると思っていたのに、こういうレスラーが相手だといつも苦戦する。ものすごく強くてタフな人ばかりだからね。異常な強さがある。通常、あの体勢なら腰を使って相手の腕を取るか、十字に持っていってパウンドするんだけどね。彼にはレスラーみたいに頑丈な精神力があって、ただ座って待っているだけ。耳のあたりやこめかみを30回は殴ったと思うんだけど、まったく反応しなかった。彼のタフさには脱帽だよ。自分はとにかくできる限りのことをやった。2ラウンド目だったと思うけど、相手を三角締めにしたのに、フィニッシュするだけの十分な時間がなかった。10秒間くらい息を止めるのはいつだってできるから、すべてを投げ出すつもりはなかったけど、あのラウンドの最後には確実に三角に持ち込んでいた。正直、すべてのラウンドを自分が取ったと思っていた。第3ラウンドは相手にもその瞬間があったと思うけど、試合全体をコントロールできていたと思うし、スプリット判定だと言われたときは驚いた。勝利を手に入れ、仕事を果たし、勝利できたことはうれしい。とにかく戦いたい。ボストンに戻れるといいんだけど。ボストン・ガーデンでは、コナー・マクレガーを抜いて俺が最多勝利記録を持っている。あそこでは3勝しているし、自分の故郷であり、育った場所であり、家族や友人もみんながいるから、連勝を続けたい。観客のいない最後の試合になると思っているけど、自分にとっては満員の観客がいるイベントに戻れるなら、そこが俺の本当に輝く場所だと思うし、最高の成功を収める場所だと思っている。ファイト・オブ・ザ・ナイトを3回、パフォーマンス(オブ・ザ・ナイト)が1回あるけど、今日、またもらえるかどうかは分からない。毎回、全力で戦っている。大勝利を収めたばかりだから、すぐにまた戻りたくてしょうがない。大観衆の前ならベストを尽くして最高のパフォーマンスを披露できる自信があるからね。負けなしのボストンは特にそうだ」

【Chris Unger/Zuffa LLC】

ライト級マッチ 5分3ラウンド
●ヤンシー・メデイロス vs. ダミア・ハゾビック○
判定3-0(28-29、28-29、28-29)

ダミア・ハゾビック

「この勝利は自分にとってすべてだ。本当に必死にがんばってきた。何年も前からUFCに出たいと思ってきたし、ものすごく勝ちたかった。前回、試合をするはずだったときに病気になってしまった。心が折れそうになったけど、病院でスケジュールを変更するからと言われてうれしかった。妻がちょうど出産予定日だったんだけど、すぐに受けることに決めた。日曜日に出産して、まだ生まれたばかりの子供には会えていないけれど、それが最悪のリスクだった。でも、そのリスクをかけた価値はあったと思っている。今、俺はここにいる。足にいくらか痛みはあるけど、それだけの価値があったと思っている。次は新しい契約を結びたい。その上で次の試合、できれば9月がいいかな。その頃には癒えているだろうし。最初は5月22日に戦う予定だったから、キャンプを4カ月もやってきたし、少しのダウンタイムがあれば、回復できるだろうから、それで戻ってきたい」
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