首位の菊地絵理香『チャンスが巡ってきた』
【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】
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《グリーン=スティンプ:12フィート コンパクション:24mm》
気迫が勝った。菊地絵理香が好調キープ。通算10アンダーで決勝ラウンドを迎える。フェアウェイキープを第一に掲げた。しかし、それほど都合よくいくとは限らない。前日は2ホールを外しただけだったが、この日は「半分近く…。第1打が少し悪かった」という。
ただし、その分は第2打以降で十分にカバー。特に前半は2番=7メートル、4番=8メートルといった、見事なロングパットでバーディーを決めた。「チャンスは結構あったと思う。でも、短いバーディーチャンスを生かせなかった。18番。いいところにつけたけど、芝目が読みづらい」と振り返る。ただし、4バーディー、1ボギーの内容は見どころ十分。
また、会見では独自の勝負哲学を語った。「(第1打で)3Wを持つ。これも攻めることには変わりがない。特に今回のコースは、レイアップしても、ファーストバウンドでラフへ行くことがある。そういうコース。ラッキー、アンラッキーはそこで分かれるかもしれない」といい、「毎日が大事なプレーだけど、勝負の意味ではやはり第3日が大事。ポイントは明日ですね。4日間大会では、第1、2日は様子見のようなところもある」。
そして、強く、「あすは優勝争いのポジションに残ることが大切。チャンスが巡ってきた。意識しています」と、明確な目標を言葉にした。プロ14年目のベテランは静かな闘志をみなぎらせている。
(中山 亜子)
【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】
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