男子100mは山縣、多田、桐生、小池、サニブラウンが決勝へ、走高跳の戸邉が五輪に近づく優勝/陸上日本選手権第1日ハイライト
【JAAF】
今大会は、東京2020オリンピック競技大会を目指す選手にとって最後の挑戦の場でもあります。オリンピックの出場権をつかむには、この週までに参加標準記録を突破するか、7月1日頃に発表される世界ランキングで出場枠内に入ることが絶対条件。激戦の種目では今大会で上位に入ることも必要です。例年以上の緊張感に包まれる中で、初日は5種目の決勝などが行われました(敬称略)。
【フォート・キシモト】
昨年の覇者、真野友博(九電工)が2m27で2位。リオデジャネイロ2016オリンピックに続く代表入りを狙う衛藤昂(味の素AGF)は2m24で3位。今週は世界の多くの国で国内選手権や代表選考会が行われており、世界ランキングも大きな変動が予想されるため、オリンピック出場権の行方はその動向も待つことになります。
【フォート・キシモト】
【フォート・キシモト】
予選は7組に分かれて行われ、最終組に登場した桐生が10秒12(-0.4)のトップタイムで通過。多田が10秒26(-2.3)で2組1着、山縣が10秒27(-0.2)で1組1着となりました。
約4時間後の準決勝は3組2着+2で行われました。1組(0.0)は山縣がスタートから危なげないレース運びを見せ、10秒16で1着となりました。高校3年生の栁田大輝(群馬・東京農大二高)が自己記録を更新する10秒22で2着に入り、昨年に続いて決勝進出。サニブラウンは10秒30で3着でしたが、各組3着以下では最も良いタイムで決勝へ。レース後に報道陣の取材に対し、準決勝の中盤でふくらはぎがけいれんしたことを明かしています。
2組(-0.4)は多田が今季の充実ぶりを改めて感じさせる走りを披露し、終盤は周囲に視線を送る余裕もあり、10秒17で1着に。デーデー・ブルーノ(東海大)が10秒21で2着に入りました。
3組(-0.9)は桐生、ケンブリッジ、小池が並んでスタート。桐生が小池との競り合いを制して10秒28で1着となり、小池が10秒30の2着に続きました。3着の東田旺洋(栃木スポ協)も10秒35で決勝に名を連ねました。ケンブリッジは本来の強さを発揮できず、10秒44の5着にとどまりました。
決勝は6月25日の20時30分にスタート。2レーンから順に、東田、サニブラウン、山縣、桐生、多田、デーデー、小池、栁田と並びます。参加標準記録突破者は決勝で3位以内に入れば代表に内定します。100mでオリンピックに出られるのは3人だけ。史上最高レベルの勝負から目が離せません。
【フォート・キシモト】
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