できれば7月をめどに、オリンピック期間中に接種できるように努力していきたい。第34回新型コロナウイルス対策連絡会議会見レポート

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【©J.LEAGUE】

一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が連携する「新型コロナウイルス対策連絡会議」の34回目が、21日に開かれた。

会議後のリモート会見でJリーグ村井 満チェアマンは、「ワクチン接種が今後進んでいくに伴って、どのような留意点があるのか、様々な観点からご指導いただきました。また今日は広島東洋カープの感染事例からのゲノム解析の報告もいただき、様々な知見をまた頂戴しました。気を引き締めて進めてまいりたいと思います」と話した。

ワクチンの職域接種が21日から全国で本格的にスタートするが、これに関して村井チェアマンは「Jリーグの場合は57クラブがあります。ワクチン接種の状況が都道府県によって進捗具合が違いますので、すべてクリアできている状況ではございません」とコメント。「例えば責任企業だったり、地域のスポンサー企業が職域接種の中にクラブも含めて頂けるようなケースも一定程度は存在している。そういったクラブに関しては、積極的にそういうリソースを使った接種を進めてほしいと案内しています」と話した。

一方で責任企業を持たないクラブに関しては、Jリーグが様々な関係者に働きかけを行っているという。

また、村井チェアマンは職域接種会場の提供についても考えを明かしている。

「去年、今年で8万件近くPCR検査を実施していますが、検査センターの協力者などと連係しながら、地域での職域接種会場を我々独自で提供していく考えもあります。また全国の大規模企業との連係も模索しているところで、Jリーグから提供するパターンとクラブが模索するパターンをかけ合わせながら、スピーディに実施していこうと思っています」

具体的なワクチン接種時期については「クラブによって若干の差異はありますが、できれば7月をめどに、オリンピック期間中に接種できるように努力していきたい」と方針を示している。

ワクチン接種によって、今後ガイドラインの変更、また濃厚接触者の定義も変わってくると考えられる。専門家グループの賀来 満夫氏は「ワクチンを打った方については、濃厚接触者の定義に当てはまらないかどうかは、これからの議論になります。ワクチンを打ったから絶対かからないわけではなくて、当然、ある一定の割合でかかる方もおられる。そのあたりのエビデンスや政府の議論をしっかり見ていくことになります」と話した。

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