Akko is back. 福嶋がレジェンズ初V

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【<Photo:Toru Hanai/Getty images>】

 2020-21シーズンJLPGAレジェンズツアー公式競技『JLPGAレジェンズチャンピオンシップCHOFUカップ』(賞金総額1,500万円、優勝賞金225万円)最終日が19日、山口県下関市・下関ゴールデンゴルフクラブ(6,292ヤード/パー73)で行われ、首位スタートの福嶋晃子が通算5アンダーでJLPGAレジェンズツアー初優勝。2打差の2位タイは鬼澤信子、岡崎綾子が入った。

 また、満60歳以上のグランドシニアの部(賞金総額200万円、優勝賞金40万円)も同コース(5,687ヤード/パー73)で開催。第1日から首位の若浦みどりが、通算5オーバーで優勝した。2打差、2位は大城あかね。
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《グリーン=スティンプ:9 2/3フィート コンパクション:23mm》

 強い。福嶋晃子が新たなステージでカムバックを果たした。18番のウィニングパットは、久しぶりの緊張により表情が引き締まる。「3パットしても勝てる。でも、なんとかパーを取ることができた。優勝って、こんな感じだったのかなぁ。レジェンズツアーでも優勝したかった。本当にうれしい」と感慨に浸った。そして、「勝ちたいという気持ちが強かった。そんな気持ちを抑えるのが大変でした」とも。

【<Photo:Toru Hanai/Getty images>】

 最終日、2位に3打のアドバンテージがあった。しかし、序盤は苦しんだ。1番で3パットのボギー。続く2番は、第3打を「寄せきれない。2パットでした」と、連続ボギーとしてしまう。その後、追い上げる鬼澤に首位を譲ったが、再逆転した。

 「ハラハラでしたね。17番までスコアボードを見ていない」と語ったのは、久々に味わうプレッシャーだろう。さらに、「疲れていたからでしょう。3日間連続でゴルフをすることがありません。14、15番あたりは意識がもうろうとしていた」と振り返る。決戦前夜。不安な時を過ごす。「ご飯ものどを通らない。おまけに、飛行機が2機墜落する夢を見た。私も墜落するのかなぁ」と真顔で。それだけに、今回の優勝は格別だった。

 一方で、「1Wの飛距離は、当たれば270-280ヤード。アイアンショットも若い頃と変わらない」という。そして、笑顔になり、「夏にはNEC軽井沢72、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯にも出場します」とJLPGAツアー参戦を明かした。「予選を通過したい。しっかり練習します」。ゴルフは生涯スポーツだ。ベテラン健在のアピールを、多くのファンが待ち望んでいる。

(鈴木 孝之)
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