涌井秀章が歴代首位タイとなる交流戦通算26勝目なるか。高橋光成は再起の本拠地マウンドへ【6/11 パ・リーグ見どころ】

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 6月11日の18時から、楽天生命パーク宮城で楽天と阪神の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦が行われる。両リーグの首位をひた走る2チームが仙台で激突。2年前の交流戦では楽天が3連勝という結果となっている。

楽天(パ・1位)対阪神(セ・1位)【2019年対戦成績】3勝0敗

【楽天】涌井秀章投手 11試合6勝(パ・2位)3敗、防御率4.08、勝率.667(同5位)
【阪神】青柳晃洋投手 9試合4勝2敗、防御率2.31(セ・4位)、勝率.667(同5位)

 3カード連続の勝ち越しを決め、首位タイに返り咲いた楽天は涌井秀章投手が先発する。前回登板の広島戦で挙げた勝利は、通算150勝の名誉に加え交流戦歴代2位タイとなる25勝目ともなった。プロ17年目にしてさらに円熟味を増す涌井投手が次なる一歩を踏み出す。好調の楽天打線は、前試合で浅村栄斗選手が通算1500安打とこちらも大記録を打ち立てている。両リーグの首位対決初戦を勝利で飾るべく、打線の勢いを維持したいところだ。

金子弌大は今季初勝利なるか。北海道日本ハムは野村佑希の打棒で連敗脱出を狙う

北海道日本ハムファイターズ・金子弌大投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 18時から、札幌ドームで北海道日本ハムと横浜DeNAの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦が行われる。

北海道日本ハム(パ・6位)対横浜DeNA(セ・6位)【2019年対戦成績】1勝2敗

【北海道日本ハム】金子弌大投手 5試合0勝2敗、防御率4.50
【横浜DeNA】濱口遥大投手 11試合3勝4敗、防御率3.00、63奪三振(リーグ2位)

 北海道日本ハムは金子弌大投手が先発する。今季は5試合に登板するもいまだ勝ち星が なく、苦しい状況が続いている。試合の流れを呼び込む投球で、今季初勝利を手にしたい。金子投手を援護したい打線では、6月4日の再昇格以降15打数5安打、打率.333と好調を維持する野村佑希選手に注目。前試合でも2安打1打点をマークしている若手の打棒に期待だ。

前回今季初黒星の高橋光成は再起のマウンドへ。対する中日の先発は大野雄大

埼玉西武ライオンズ・高橋光成投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 17時45分から、メットライフドームで埼玉西武と中日の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦が行われる。前カードで交流戦初の勝ち越しを収めた埼玉西武は、追加日程含めて3カード8連戦の2カード目を迎える。

埼玉西武(パ・5位)対中日(セ・4位)【2019年対戦成績】3勝0敗

【埼玉西武】高橋光成投手 11試合5勝(パ・4位)1敗、防御率3.79 勝率.833(同2位)
【中日】大野雄大投手 9試合2勝4敗、防御率3.45

 埼玉西武の先発は高橋光成投手。前回登板の東京ヤクルト戦では、3回11安打10失点と大きく崩れて今季初黒星を喫した。慣れ親しんだ本拠地のマウンドで調子を取り戻し、心機一転して勝利を挙げられるか。打線は栗山巧選手に注目。今季中に通算2000安打の達成が期待される栗山選手は、交流戦でも着実に安打を重ねている。得点圏打率.302とチャンスでも頼れるベテランに、この試合でも期待したい。

先発・本前郁也は本拠地で2勝目なるか。レアードの勝負強い打撃にも期待

千葉ロッテマリーンズ・本前郁也投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 17時45分から、ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテと巨人の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦が行われる。

千葉ロッテ(パ・3位)対巨人(セ・2位)【2019年対戦成績】1勝2敗

【千葉ロッテ】本前郁也投手 3試合1勝1敗、防御率7.07
【巨人】メルセデス投手 1試合1勝0敗、防御率0.00

 千葉ロッテは本前郁也投手が先発マウンドへ。6月3日の前回登板では4回2安打2失点。失点はいずれも本塁打であったため、強打者がそろう巨人打線の一発に警戒が必要だ。打線ではレアード選手の一発に期待したい。10日の試合では決勝弾となる15号ソロを放ち、チームを勝利に導いた。11日も快音を響かせられるか。

山本由伸と大道温貴の同級生対決。T-岡田の連日の活躍にも期待

オリックス・バファローズ 山本由伸投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 18時から、京セラドーム大阪でオリックスと広島の「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦が行われる。

オリックス(パ・4位)対広島(セ・5位)【2019年対戦成績】3勝0敗

【オリックス】山本由伸投手 11試合5勝(パ・4位)5敗、防御率2.29 (同1位)
【広島】大道温貴投手 17試合2勝0敗3H、防御率3.20

 オリックスの先発は山本由伸投手。6月4日の中日戦では7回104球4安打1失点の好投で5勝目を挙げた。対する広島の大道温貴投手との同級生対決に期待が集まる。打線ではT-岡田選手に注目。10日の試合では7号3ランを含む3安打を記録し、勝利を引き寄せた。今日の試合でも主砲の役割を果たし、チームの貯金生活をつかみたいところだ。

石川柊太と石川雅規の「石川」対決! 前日4安打の三森大貴が連日の活躍なるか

福岡ソフトバンクホークス・石川柊太投手 【(C)パーソル パ・リーグTV】

 18時から、PayPayドームで福岡ソフトバンクと東京ヤクルトの「日本生命セ・パ交流戦 2021」第1回戦が行われる。

福岡ソフトバンク(パ・2位)対東京ヤクルト(セ・3位)【2019年対戦成績】2勝1敗

【福岡ソフトバンク】石川柊太投手 11試合3勝4敗、防御率3.12 (パ・4位)
【東京ヤクルト】石川雅規投手 2試合1勝1敗、防御率2.70

 福岡ソフトバンクの先発は4勝目を狙う石川柊太投手。前回登板の阪神戦は、6回5失点で4敗目を喫した。先頭打者を出塁させたイニングで失点しているだけに、毎回の立ち上がりが重要となりそうだ。一方の打線は、三森大貴選手に期待。前日の試合で値千金の同点打を含む4安打の固め打ちを披露した。今試合もリードオフマンとして打線をけん引できるか。

ディクソンの適応力に注目! 牧田和久は連日の好リリーフなるか

「パーソル パ・リーグTV」では、パ・リーグ球団主催のファーム公式戦1試合を配信予定。

 ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉では、12時30分から楽天と巨人のイースタン・リーグ公式戦、第9回戦が行われる。楽天打線ではディクソン選手に注目したい。今季からチームに加わった助っ人は、一軍ではここまで22試合に出場するも、打率.143と本領発揮とはならず。日本の投手に慣れるためにも多く打席に立って、適応力を発揮していきたいところだ。投手陣では、前試合で1死満塁のピンチを無失点で抑える好リリーフを見せた牧田和久投手の投球に期待したい。 

【今季対戦成績】楽天(4位)対巨人(5位)5勝3敗

文・「パ・リーグ インサイト」
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