俺たちの今、そして未来(松田陸/DF背番号5番)

ツエーゲン金沢
チーム・協会

【©︎zweigen kanazawa】

本記事は、ツエーゲン金沢の月刊誌「ZWEIGEN HEROZ」の一部を転載しています。

俺たちの今、そして未来。

憧れていたプロサッカー選手。
ある日、彼らはその夢のスタートラインに立つことができた。
しかし今、ツエーゲン金沢では熾烈なレギュラー争いが繰り広げられ試合に飢えた選手たちがいる
これは、理想と現実のギャップにもがきながらも前向きに夢の先を見据える若きJ リーガーたちの物語。


■松田陸
生年月日:1999年5月3日
身長/体重:175cm/60kg
出身地:群馬県藤岡市
所属歴:前橋FC - 前橋育英高校 - ガンバ大阪 - ツエーゲン金沢
ポジション:DF
背番号:5番

「松田陸」やれる限りはずっとサッカー選手でいたい

==理想の選手像を教えてください。
「サッカー選手をやっている限りは日本代表に入りたいという思いはあります。そこにいくためにはJ1でプレーできる選手になってJ1の試合に出なければいけないという気持ちもあります」

==強い思いがあるなかで、覚悟を決めてJ2であるツエーゲン金沢への移籍を選んだのですね。
「自分のなかではかなり考えて出した決断です。期限付き移籍ということも考えたんですけど、そうなると気持ちのどこかに『戻る場所がある』という甘い考えも出てくるかもしれなかったので、完全移籍で『ここでやるぞ』という思いを持って来ました」

==日本代表への思いはいつぐらいからありましたか?
「サッカーをやっているからには目指したい場所ですけど、高校のときに少しだけ世代別代表に選ばれたのがきっかけです」

==代表選手で憧れていた選手などはいましたか?
「そんなにサッカーを見るほうではなかったんですけど、好きだったのは岡崎慎司選手です」

==ポジションが全然違いますね
「僕、昔は前のほうの選手だったんです。センターバックとか後ろ をやるようになったのは高校2年生ぐらいからです」

【©︎zweigen kanazawa】

==世代別代表では同世代のトップ選手とプレーして自分に足りないものなどは感じましたか?
「リーダーシップや行動力がある 人ばかりだったので、僕にはそこが足りなかったのかなと思います。自分から積極的にアクションを起こしたりすることも苦手でしたね」

==理想像から見る現在地というものをどう感じていますか?
「プロに入ってレベルの高さに苦 戦して、(J1では)なかなか試合に出られませんでした。いまは試合に出させてもらっているので、ここでレベルアップしてアピールできればどんどん上に行けると思います。いまは目の前のことを全力でやっている感じです」


==サイドバックもツエーゲンに来てからということですが、ここでは新しいプレーも求められると思います。この経験は松田選手個人にとってプラスになっていますか?
「どのチームでも求められることをやらなければ試合に使ってもらえません。だから監督から求められることを意識しながらプレーする。それを心がけています」

【©︎zweigen kanazawa】

==サッカー選手をやめたあとの将来のことは考えていますか?
「そんなに深く考えることはないですね。サッカーしかやってこなかったので『サッカーしかない』 という考えでやっています」

==小さいときから絶対にプロになるんだという考えだったのですか?
「夢はプロでしたけど、絶対になれるとは思っていませんでした。 高校2年生の選手権で準優勝したぐらいから(Jクラブの)練習会に呼ばれることが多くなって『自分でも目指せるのならばなりたいな』と徐々に現実的になっていきました。大学に行くことなどは考えませんでしたね」

==では結婚など、サッカー以外の将来設計はありますか?
「結婚はしたいですね。 20代半ば〜後半にしたい。 30までにはしたいなと思っています」

==三浦 知良選手のようにサッカー選手であり続ける人と、中田 英寿さんのようにスパッと引退する人がいますが、松田選手はどんな考えを持っていますか?
「やれる体力と身体が付いてくる 限りはずっとサッカー選手でいたいです。自分は身体が丈夫でほとんどケガをしない方なんですけど、プロ生活を長く続けるためには身体をつくって、メリハリをつけて休養を取って、ケガをしないようにすることが一番だと思います」

【©︎zweigen kanazawa】

クラブ公式月刊マガジン「ZWEIGEN HEROZ」では、SNSやホームページでは普段お伝えしきれない、ツエーゲン金沢に関わる英雄たちのロングインタビューやクラブの取り組みをお届けする濃い一冊です。
選手に限らず、スタッフ、パートナー企業、サポーターなど、それぞれの登場人物の”想い”をお届けします。


6月号テーマ:Destination/目的地
・巻頭インタビュー
石尾 崚雅「秘めたる闘志」
・特集「俺たちの今、そして未来。」
 松田 陸
 渡邊 泰基
 本塚 聖也
 力安 祥伍
 大谷 駿斗
 片倉 誠也
・トップチームスタッフインタビュー
 香城 洋平トレーナー「本人よりも先に気付く」
・ツエーゲンZレポート「ツエーゲンZを盛り上げた”HEROZ”」
・U-12スタッフインタビュー
 大石 明日希コーチ「人と環境に育ててもらった」
・アカデミーニュース「U-18山下莉人選手が2種登録に!」
・ツエーゲン金沢サポーターボイスの取り組み
・コラム しんじの時間 辻尾真二
・GK道 田代祐平
・パートナー企業インタビュー 株式会社シーピーユー 木屋 満晶代表取締役社長
・サポーターコラム MY ZWEIGEN STORY「過去との決別、前へ」

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著者プロフィール

1956年に誕生した「金沢サッカークラブ」を礎に、2006年Jリーグ入りを目指すべく「ツエーゲン金沢」として生まれ変わりました。JFL、J3を経て2015年にJ2リーグに昇格。「挑戦を、この街の伝統に。」というクラブ理念を掲げ、石川県で先人の築いてきた伝統を大切に守りながらも新たな伝統をつくるため日々挑戦をしているクラブです。地域に貢献し、地域に愛されて発展していけるよう様々なことに挑戦していきます。

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