セレッソ大阪【天皇杯 2回戦 C大阪vs.鳥取】タイトルへと続く第一歩。ヨドコウ桜スタジアムの船出を勝利で飾りたい

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【CEREZO OSAKA】

直近のリーグ戦、明治安田生命J1リーグ第17節・ベガルタ仙台戦から中9日。天皇杯2回戦が開催され、セレッソ大阪は、ホームにJ3のガイナーレ鳥取を迎え撃つ。この試合は、改修されたヨドコウ桜スタジアムで行う初めての公式戦。未勝利が続くリーグ戦の流れを変え、今月末から始まるACLへ向けても弾みを付けたい一戦だ。

得点力の向上を目指し、レヴィー クルピ監督を新たに迎えた今季。セレッソは、開幕8試合で勝点16を獲得。開幕ダッシュには成功したが、以降の10試合では勝点7と失速。先月は3分3敗と1勝もできず、順位も下げた。この6試合では、失点こそ『7』に抑えるも、得点は『4』。攻撃力に課題を残し、先制した試合を勝ち切る勝負強さにも欠けた。

停滞する状況を打破すべく、仙台戦でクルピ監督はシステム変更に着手。「チームにインパクトを与えて、選手たちの持っているポテンシャルを引き出したかった」との思いから、それまでの[4-4-2]から[3-5-2]へと立ち位置を変え、原川力をアンカーに、両サイドも高い位置を取る、より攻撃に重きを置く布陣を採用した。結果としては引き分けに終わり、得点も1点に留まったが、それまでの試合に比べると、ボール保持の時間、チャンスの数は増加。清武弘嗣がボールを受ける回数も多く、攻撃に厚みと迫力は生まれた。守備では、原川に負担がかかる懸念もあるが、瀬古歩夢、チアゴ、ダンクレーで構成される3バックは人に強く、大崩れしない安定感は見せた。試合後、「(システムを変えて)初めてのゲームではありましたが、チームとして良くなっていく手ごたえは感じています」と指揮官も総括しただけに、この天皇杯2回戦でも再び同じシステムで臨むか、出方が注目される。試合のポイントは先制点と2点目。早い時間帯に畳み掛けることができれば、勝利は一気に近づくだろう。

また、この試合では、坂元達裕、キム ジンヒョン、アダム タガートと、各国代表に選出された選手たちが不在。彼らに代わってポジションを掴む選手のプレーにも期待したい。特に、ここまでキム ジンヒョンが不動の存在として君臨してきたGKは要注目。ベトナム国籍のダン バン ラムが出場すれば、セレッソでのデビュー戦となる。最初のプレーからどのような振る舞いでゴールに立ちはだかるか。GKというポジション上、プレー機会が少ないことに越したことはないが、この一戦のカギを握る一人になるか。

【CEREZO OSAKA】

緊急事態宣言下、大阪市の要請に基づき、この試合は無観客試合として実施されるが、試合の様子は一般社団法人大阪府サッカー協会公式YouTubeチャンネル「大阪府FA TV」にて生配信されることも決定している。明日が39歳の誕生日となる大久保嘉人も、「得点を取って、ヨドコウ桜スタジアムの初戦で勝って、喜んでいる姿をサポーターに見せたい」と力強く話す。タイトルへと続く第一歩。J3の鳥取にジャイアントキリングを許すことなく、新たなスタジアムの船出を勝利で飾りたい。
(文=小田尚史)
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