東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦 男子立川立飛大会 第1日目

日本バレーボール協会
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【(C)JVA Beach Volleyball】

東京2020ビーチバレーボール競技の開催国枠を争う「東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦」男子立川立飛大会 第1日目が6月5日(土)、東京都立川市のTACHIHI BEACHで開催された。

大会前日のPCR検査の結果、柴田大助が陽性だっため、西村晃一(ITEC WINDS)/柴田大助(ITEC WINDS)組が出場不可となり、シード6には新たに佐藤亮太(テクノスジャパン/雄大グループ)/平良伸晃(D-FORUM)組が出場することになった。

前日の雨により、砂は湿った状態。気温24℃、晴れ間がさし、微風が吹くというコンディションで初日は6試合が行われ、明日6日(日)の準決勝に駒を進めたのは、シード1の高橋巧(ANAあきんど)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組、シード2の石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組、庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部/湘南ベルマーレ)/倉坂正人(三菱オートリース)組、そして佐藤/平良組だった。

高い修正能力をみせた高橋/長谷川組 【(C)JVA Beach Volleyball】

そこで強さを示したのは、やはりトップ2だった。最初に準決勝進出を決めたのは、シード1の高橋/長谷川組。1回戦で好調ぶりを見せた村上/清水組に対して公式戦で初めてフルセットに持ち込まれたが、2セット目以降は長谷川のブロックがコンスタントに炸裂。2-1(18-21,21-13,15-10)で制した。
サーブで狙われ続けながらも試合後半、リズムを取り戻した長谷川は「相手チームは思ったほど高さが出ていなかったので、それに対し修正した。(ブロックで)高さを出すと止めづらいので、高さを抑えてディフェンスするよう高橋にも伝えた」と、チームワークでゲームを立て直した。

失セット0で準決勝に進出した石島/白鳥組 【(C)JVA Beach Volleyball】

同じく初戦で勝利し、最終日につなげたのはシード2の石島/白鳥組。 土屋/池田組を2-0(21-16,21-16)のストレートで退け、難なくベスト4入りを果たした。自身オリンピック3大会目の出場を目指す白鳥は、「石島君はオリンピックに出たいがため、ここまでやってきた。彼の思いを一緒に背負ってコートに立ちたい」と翌日に向けて抱負を述べた。

敗者復活戦を大逆転で勝利した佐藤/平良組 【(C)JVA Beach Volleyball】

1回戦で敗れたものの、敗者復活戦で勝利し準決勝進出を決めたのは佐藤/平良組。彼らは普段、静岡県内で活動しているが、今大会は前日に補欠第1チームとして受付を済ませていた。その矢先、4日15時30分ころに出場が確定したという。
「何が起きるかわからないという状況で、出るための準備もしっかりしてきた」と平良。佐藤も「ガムシャラに声がかれるまで自分たちができることを出そう」と話し、泥臭いプレーで村上/清水組に対しフルセットに持ち込んだ。さらに第3セットは相手のマッチポイントから逆転し、2-1(22-24,21-17,17-15)で勝利をつかみ取った。

硬さがあったものの準決勝へ勝ち進んだ庄司/倉坂組 【(C)JVA Beach Volleyball】

第1日目の最後、第6試合で準決勝の切符をつかんだのは、1回戦で敗れた庄司/倉坂組だった。「2人とも緊張を最後まで引きずってしまった」と倉坂が言うように、土屋/池田組には第1セットを大差で奪われてから2-1(12-21,23-21,15-11)と逆転勝利を収めた。庄司は「技術的にうまくいかない部分があったが、気持ちを出していこうと話し合い1点ずつとることができた」と勝因を語った。

代表が内定する明日6日(日)、準決勝第1試合は10時からスタートする。
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