【新日本プロレス】永田裕志が肌で感じた“アメリカの現状”とは?インタビュー後編!

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【新日本プロレスリング株式会社】

このコロナ禍において、アメリカ遠征を敢行。AEWの全米生中継でその存在感を見せつけた“BLUE JUSTICE”永田裕志選手、今回はアメリカ現地の様子、『NJPW STRONG』初登場、そしてLA道場についても言及したリモートインタビュー!(後編)

※以下、インタビューの「序盤部分」をSportsNaviで無料公開!

「身体一つで正面衝突するならやってやるぜ」っていう意味で、ああいう牽制の仕方をしたんですけどね。

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──さて、永田選手。少し時間を戻しますが、一番最初にジョン・モクスリー選手からの動画メッセージが来た時はどういうお気持ちだったんですか?

永田 まあ、「対戦表明だ」っていうのはすぐわかったし、そこは素直に嬉しかったですけど、彼は「リボルバーを持ってこい」って言ってましたよね。そこにひっかかって。というのも、彼は“ハードコア”が好きでしょ? 

──机を使ったり、なんでもありのハードコア、過激な試合も好んでますよね。

永田 ボクは、イスで人を引っ叩いたりっていうのはあんまり好きじゃないですね。だから「裸一つで戦うのがプロレス。顔を洗って出直してこい」みたいなことは言いましたけど。

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──でも、モクスリー選手はメッセージの中で、「ナガタ」ではなく日本語で「ナガタサン」と呼んでましたよね。そういう部分にリスペクトを感じましたけど。

永田 ええ。それはそれでボクも真摯に受け止めました。ただ、武器を使ったりとかリボルバーを使ったりとかせず、「身体一つで正面衝突するならやってやるぜ」っていう意味で、ああいう牽制の仕方をしたんですけどね。

──あと、モクスリー選手が永田選手の名前を出したということは、本当にストロングスタイルに興味を持っているんだなとも感じました。

永田 そうですね。実際の試合は身体一つでぶつかり合って、下手な小細工というかそういうモノもまったく使わなかったですからね。時間は短かったですけど、正面からぶつかり合えたっていう充実感はありましたね。

アメリカでも、今もマスクをしている人もいるし、消毒液もそこら中にありましたけど、やっぱりコロナ禍の“先”を見据えた生活になってますよね。

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──改めて、今回コロナ禍の状況の中でアメリカに行くことに関して、不安はありませんでしたか?

永田 まあ、不安はないことはないですけど、実際には日本とアメリカをビジネスで行ったり来たりしている人はいますし、新日本プロレスだって海外から来ている選手がいますからね。こんなチャンスが来たのに、コロナだからアメリカに行きたくないってわけにはいかないじゃないですか? そんな情けないことを言ってられないし、逆に行ってみてよかったですよ。

──あ、行ってみてよかった。

永田 ええ。日本はコロナに対する風評がいろいろとネガティブに流れていて、マスコミが恐怖ばっかりを過剰に煽ってますけど、いざアメリカに行ってみたら、今もマスクをしている人もいるし、消毒液もそこら中にありましたけど、やっぱりコロナ禍の“先”を見据えた生活になってますよね。

──正常に戻ろうとするアメリカの空気感を現地で実感したと。

永田 ええ。ホテルの前に『TARGET(ターゲット)』っていうスーパーがあったので買い物に行ったら、入り口に「ワクチンありますよ。今なら打てますよ」みたいな看板が普通にありましたしね……。

※この後は、『NJPW STRONG』の現場の雰囲気とは? LA道場勢、成田蓮の成長ぶりにも言及!
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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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