ガッツポーズで返礼 大山志保『幸せです』

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

リゾートトラスト レディス セントクリークゴルフクラブ(愛知県)第1日

 左鎖骨痛、右足ねんざで大山志保は、今大会が21年のスタート。3バーディー、3ボギーのイーブンパーで終えた1日を、「楽しい。うれしい。悔しい。そんな気持ちを味わえたことが幸せです」と、笑顔で話した。25日、44歳の誕生日を迎えたばかり。「久しぶりの試合で、昨日の晩からドキドキしていた」という。

 際立ったのはパッティングだ。この日は10番スタート。13番の5メートル、15番では右横6メートルのバーディーを決め、ガッツポーズまで飛び出した。「去年、悩み続けたパッティングが、今回はすごくいい。きょうのプレー評価は85点。マイナス15点は、アイアンショットがちょっと…」と及第点を与えている。

 こんなことがあった。前日、コースへ向かう途中、大山へ『心で打て』という横断幕が。ファンからのエールである。「ビックリというよりうれしい。おかげで、(無観客でも)ギャラリーの皆さんがいらっしゃるような気がして、自然にガッツポーズが出ました」と感謝のラウンドだったことも加えている。

 ただし、故障がすべて癒えたわけではない。「今回は(故障を)悪化させないことです。うまく体調と相談しながら行く。でも、絶対に途中棄権だけはしません。必死でプレーをする」と宣言。心で打って、心を打つ。唯一無二の存在である。(中山 亜子)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が運営する公式サイトです。女子プロゴルフツアーのスケジュールをはじめ、試合速報、選手のスタッツ、各大会の最新ニュースやクォリファイングトーナメント(QT)、プロテスト、レッスンの情報などを配信中。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント