【横浜FM戦プレビュー】〜グループステージ最終戦。勝利で首位通過を!〜

清水エスパルス
チーム・協会

【©S-PULSE】

ルヴァンカップのグループステージ(GS)もこれが最終戦となる。これまでエスパルスは2勝2分1敗、勝ち点8で首位横浜FMと勝ち点3差の2位につけている。

GS前節仙台戦は前半に先制点を許すも、そこから反撃を開始。福森直也のゴールで追いつくと、前半アディショナルタイムに金子翔太のPKで逆転。後半もディサロ燦シルヴァーノの移籍後初ゴール、そして中山克広のゴールで4-1で快勝した。

ただこれでチームの流れが変わることなく、そこからリーグ戦は1分1敗。前節も名古屋に0-3と完敗してしまった。心配なのは、セットプレーからの失点が続いていることだ。ロティーナ監督は前節試合後「セットプレーとクロスは課題にして取り組んでいるが、1点目も2点目も、クロスをカットすることができたと思っている」と話す。修正できる問題かもしれない。しかし、相手は間違いなくここを狙ってくるだろう。よって、セットプレーはいつも以上に慎重に臨みたいところだ。

一方横浜FMは、上述のようにグループ首位を走っている。前節広島戦では、公式戦初先発となるレオ セアラのゴールで先制。そのまま試合が終われば横浜FMの首位通過、そしてエスパルスもグループステージ突破が決まっていたが、後半アディショナルタイムに鮎川峻のゴールで追いつかれてしまう。しかし、そのまま勝ち点1を獲得し、横浜FMのグループステージ突破が決まった。

横浜FMにとって今節が消化試合になるかと言えば、そうではないかもしれない。それは、リーグ前節の鹿島戦で悔しい敗れ方をしているからだ。オナイウ阿道のゴールで先制した横浜FMだったが、40分からハーフタイムを挟んで55分までに土居聖真のハットトリックを含む4失点を喫してしまう。その後オナイウの2点目が決まるが、直後に上田綺世にゴールを決められ、90分の天野純のゴールも勝利にはほど遠かった。横浜FMは「失点も多いが、それ以上に得点を奪う」という超攻撃的なチームだったが、今季はその失点が大幅に減っていた。それだけに5失点は、少なからずショックは残っているだろう。悪い印象を残さないために、引き締めてくることは間違いない。

また、ルヴァンカップで勝てなかったことにより、順位が確定してない。エスパルスが勝利すれば横浜FMと勝ち点で並ぶことになるが、ここにルヴァンカップ特有の規定が用いられる。リーグ戦であれば得失点差が優先的に順位の基準になるが、この大会ではまず直接対決での勝ち点が用いられる。横浜FMとのホームでの対戦では0-0の引き分けのため両チーム勝ち点1。ここにエスパルスが勝利すれば勝ち点3が追加されるため、エスパルスが首位通過となる。そのため、横浜FMも負けられない試合になるはずだ。

エスパルスとしては、引き分けでも自力でグループステージ突破が決まる。しかし、引き分け狙いの戦いは危険だ。リーグでもそうだったように、たとえ80分まで0-0で迎えても終盤にゴラッソを決められないとは限らない。もし敗れ、他会場の広島が勝利すれば、一転してグループステージ敗退が決まってしまう。エスパルスとしては勝利で終え、首位でグループステージを通過したい。

エスパルス公式アプリ「S-PULSE APP」では、ロティーナ監督と福森直也選手の試合前日コメントを公開!!

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2021 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Dグループ 第6戦
5月19日(水)19:00キックオフ
横浜F・マリノスvs清水エスパルス
@ニッパツ三ツ沢球技場
放送
スカパー!
スカパー!オンデマンド
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チーム名の「S-PULSE」は、「サッカー・清水・静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民、市民の胸の高鳴りとスピリットを表現するため、英語で「心臓の鼓動」を意味するPULSEを組み合わせて名付けられました。 1993年に「オリジナル10」の一つとしてJリーグ開幕を迎え、クラブの歴史がスタートしました。 こちらのサイトではチームや試合、イベントなど様々な情報をお届けいたします

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