<国内男子ゴルフ>「どうやったら松山さんに追いつける?」 比嘉一貴の挑戦

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【©JGTOimages】

■国内男子ゴルフ/ 「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」/ 相模原ゴルフクラブ 東コース (神奈川県)/ 7298yd、パー72 / 5月13日ー16日/ 14日(大会2日目)

偉大な先輩に、追いつく方策を手探りで追う。
プロ4年目の比嘉一貴(ひが・かずき)が2日目の「69」で、今平と、星野と並んで3位タイ浮上。

林で区切られた難コースで、ティショットが冴えた。
「フェアウェイに行くことが多くて、ショートアイアンの距離感もよかった」。
前半6番から3連続バーディなど、チャンスを生かした。

近頃は、右も左も東北福祉大の出身者ばかりの現状で、比嘉もまた、先輩の松山英樹に特にかわいがられた一人だ。

4年時の17年、翌年のツアー出場権をかけたQTサードで失敗した際に、アジアでの武者修行を勧めてくれたのも松山だった。

プロ転向の18年には、同二部ツアーの参戦初戦で初優勝。帰って6月、旧チャレンジのAbemaTVツアー「南秋田CCみちのくチャレンジ」で、国内プロ初V。
そして、19年には「RIZAP KBCオーガスタ」でツアー初V。

ここまでは、順調にキャリアを重ねており松山にも、「早くアメリカに来いよ」と言われるが、マスターズで快挙が達成されると、「松山さんに、追いつこうなんていうのもおこがましい」。
やすやすと、口にできない気がしはじめた。

「大学でもお世話になって、良く面倒みていただいて、自分も早く同じところで戦いたい。でもどうやったら追いつけるのか。自分なんか、まだ見たこともない世界。凄すぎて…」。

偉業の瞬間を思うたびに、足がすくみそうだ。

「松山さんができたから、自分もできると思えるようなレベルじゃない。自分は、まずそこに立つこと。同じフィールドに立つことを目標に、しぶとく上を目指してプレーします」。

今週、勝てば「全英オープン(7月15ー18日、ロイヤルセントジョージズ)」の権利も発生する。
「残り9ホールでまずは優勝争いに残っていたいと思います」。
一歩ずつ、着実に近づく。
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