アプリ【三保通信】「俺は、自分らしく」from石毛秀樹

清水エスパルス
チーム・協会

【(C)S-PULSE】

三保グラウンドで日々汗を流す選手たちからファン・サポーターの皆さんへ、近況報告をお届けします。

今回は石毛秀樹選手のインタビュー記事をWebでもご紹介します!


エリートリーグの名古屋戦は、サイドハーフで先発出場して、途中からはボランチでプレーしました。ボランチは練習でもやっていて、ボールにたくさん触れるので楽しいです。

試合を振り返ると、チームとして目指す形があるなかで、自分がやりたいこともあって、周りの選手にもそれぞれやりたいことがある。他の選手との摺り合わせはまだまだ必要で、自分も周りに要求していくべきだったし、意思統一すればもっと良くなるはずなのに、と感じた場面がたくさんありました。

例えば、後ろの選手が縦パスを入れるタイミングや当て方は、チームの中でもっと共有できていないといけない。今日に関して言えば、相手がそれほど前からボールを奪いに来ていなかったので、ボランチがディフェンスラインまで下がる必要はあまりないと思いながらプレーしていました。

そういう場合、ボランチの選手には、相手のボランチを引きつけてセンターバックからFWへパスを入れやすいようにしたり、自分も前を向いて攻撃のサポートに入る動きが求められると思います。だけど、今日はそういうシーンを作れそうな場面が何回かありながら、なかなか作れなかった。そこはチーム全体でもっとこだわっていかないといけないです。

【(C)S-PULSE】

今シーズン、なかなか公式戦に絡めていない俺が何かを言うのは難しい立場ですけど、ピッチの外から試合を観ていて感じるのは、「もう少し、シンプルに考えても良いんじゃないかな」ってこと。チームとしてやりたい形があるなかで、もちろん指導されたことを表現することも大事。でも、俺個人の考えとしては、やっぱり監督やコーチ陣から指導されたことにプラスして、個々の判断も加えていくのが“選手”の仕事だと思う。

それって、そんなに難しく考える必要はなくて、「勝つ」っていう一番の目標に向かって、その場、その場の状況に応じたやり方で攻めていくということ。簡単に言えば、例えば「クロスを狙っていこう」ということになった時も、クロスを上げるばかりでなく、中からも攻めたり、背後を狙う動きも取り入れながら、外が空いた時にクロスを上げる、とか。みんなが同じ意識を持って取り組めば、攻撃面は今よりもっと良くなると思っています。

俺にとって今シーズンは厳しい状況が続いていますけど、ここ1カ月半くらいコンディションはずっと良くて、「俺は、自分らしくプレーしよう」「サッカーを楽しもう」と思いながら日々取り組んでいます。今までいろいろな人から教わってきた積み重ねがあるからこそ、今の自分の“サッカー観”っていうものがある。だから、自分が“自分”を見失ってしまわないようにやっていきたいし、そのなかで今の自分がチームの勝利のためにできることを続けていければ良いかなと思います。

【(C)S-PULSE】

  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

チーム名の「S-PULSE」は、「サッカー・清水・静岡」の頭文字Sと、サッカーを愛する県民、市民の胸の高鳴りとスピリットを表現するため、英語で「心臓の鼓動」を意味するPULSEを組み合わせて名付けられました。 1993年に「オリジナル10」の一つとしてJリーグ開幕を迎え、クラブの歴史がスタートしました。 こちらのサイトではチームや試合、イベントなど様々な情報をお届けいたします

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント