■国内男子ゴルフ/ 「アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ」/ 相模原ゴルフクラブ 東コース （神奈川県）/ 7298yd、パー72 / 5月13日ー16日/ 事前情報

初優勝の翌週だが、ずっとペコペコしている。
23歳の片岡尚之（かたおか・なおゆき）。
先週の選手会の初主催「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」を逆転で制した。

「凄く反響が大きくて。昔の同級生とかからも、たくさんメッセージをもらった」。
今週の会場でも余韻は続く。
「今までは、挨拶くらいしかできなかった先輩プロからも、おめでとうって声をかけていただけるようになった」と、一夜で環境が激変。この日の練習日も、祝辞のお礼に忙しかった。

大会主催の関西テレビには、注目選手として取り上げられた。
事前のインタビューを受けてドキドキ。
「話すのが苦手なので。緊張します」。

当初、本大会の出場資格はなかった。
事前の予選会での本戦通過は決めてあったが一躍、先週覇者として話題沸騰中。

「今年は、AbemaTVツアーをメインにそこで賞金ランクを上げて、と思っていたのが、これからずっと（レギュラーツアーに）出られるようになって。描いていたのとは違うふうに行っています」。
嬉しい誤算は何回でも大歓迎だ。

先週、優勝を争ったベテランの宮本が、直後に「ゴルフ界一のイケメン」と、称した。
「自分では、思わないけどそう言っていただけるのは嬉しい」と、さらなる周知に励む。

先週の優勝副賞「サトウのごはん10年分＝4000食」は、「さすがに全部食べきれない。どこか、喜んでくださるところに寄付できたらいいな」と、チャリティ先も思案中。

先週は、高校と大学後輩で、専属キャディの笹村心（ささむら・しん）さんがたまたまお休みしたため、コロナ禍のセルフプレーで初優勝した第一号となったが、今週は再びタッグ。
「先週は逆に一人で集中できた。セルフで勝っちゃったので。今週は、結果出さなかったら解雇って、いってます」と、優しい顔して冗談も。
「今週は、2週連続優勝を達成してまた中継を盛り上げられたら」。
ゴハンも話題も冷めないうちに。