セレッソ大阪【J1リーグ第13節 C大阪vs. 名古屋】新たな段階に入ったチーム作り。2位を相手に上位戦線に加わっていくための重要な一戦

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【CEREZO OSAKA】

リモートマッチとなったホームでの“大阪ダービー”から中5日。セレッソ大阪は、敵地に乗り込み、名古屋グランパスとの一戦に挑む。

リーグ戦では41回目となった前節の大阪ダービーは、後半、途中出場した中島元彦のゴールで先制するも、終盤にPKで追い付かれ、1-1の引き分け。前半から優勢に進め、待望の先制点も奪っただけに、勝ち切りたい試合ではあったが、今後へ向けた明るい材料も多かった。

その一つが、坂元達裕の復帰。開幕から好調を維持し、3月には自身初となる日本代表にも選ばれた中での負傷離脱は悔しさもあったと思われるが、「ケガしたのも自分の責任。切り替えてやらないといけない」とリハビリに励むと、「チームのリズムを変えられるように意識して」臨んだガンバ大阪戦では再三、チャンスを演出し、ゴールに迫った。復帰明けということで出場時間は63分に留まったが、今後、より試合における影響力を増していけば、チームの勝利も近づくだろう。

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また、揃って先発し、セレッソでの初出場を飾ったチアゴとダンクレーのCBコンビも、その存在の大きさを見せつけた。クロス対応には無類の強さを発揮し、両者とも積極的にビルドアップも試みるなど、攻撃の第一歩としても機能。層の厚みを増したCBに関しては、レヴィー クルピ監督も「全員がいい競争をしている状態」と、嬉しい悩みを抱えることに。チーム内での激しい競争が、チーム全体のレベルを押し上げていく。

今節の相手である名古屋は、直近こそ川崎フロンターレとの首位決戦で連敗を喫したが、リーグにおける強豪の一角であることに変わりはない。セレッソとしては、いかに名古屋の“堅守”を打ち破っていくか。清武弘嗣、坂元を起点に両サイドバックやボランチも関わり攻撃に厚みを作り、チアゴとダンクレーの加入で迫力を増したセットプレーも有効に使って、ゴールをこじ開けていきたい。守備では、個の対決で負けないことが重要。マテウスや相馬勇紀らサイドのドリブラーに対しては、粘り強い対応で突破を防ぎたい。また、名古屋で最も点を取っている稲垣祥のミドルシュートや、昨季までセレッソでプレーしていた柿谷曜一朗の抜け出しにも警戒が必要だ。

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新外国籍選手が合流し、今季のチーム作りは新たな段階に入った。ここからさらに完成度を高め、本格的に上位争いに加わっていくために、2位を相手に迎える今節は格好の一戦。敵地で上位を撃破し、勢いを加速させていきたい。
(文=小田尚史)
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