BMXやドリフト走行でバランス感覚を磨いてきた上田龍星〜ヤングレーサーコラム〜
【(C)BOATRACE】
カテゴリは「トップルーキー」と「フレッシュルーキー」の2つ。「トップルーキー」には業界を代表する活躍が期待されるレーサーが選ばれる。地区を問わず、登録6年以内のA1級のレーサーが基準である。一方、「フレッシュルーキー」は各レース場2名ずつ推薦することになっている。登録5年以内が条件だ。
ランクに合わせグレードレースへの優先あっせん措置が施されているだけではく、メディア対応やマナー講習会、操縦・整備の特別訓練などが行われ、一流レーサーへの道をサポートしている。
なかには連続で選出される若手もいるが、上田龍星もそんなひとりである。2020年に次いで今年もA1級勝率上位としてトップルーキーになった。つまり実力者である。
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小学校から高校時代まで、自転車競技「BMX」に本格的に取り組んでいたのだ。
1970年代、アメリカの子供たちが20インチ自転車でモトクロスレースをマネたことを発祥とする「バイシクルモトクロス=BMX」は、大小さまざまな起伏のあるダートコースを周回して着順を競い合うのが基本。その後、ダートジャンプ・トレールなどのフリースタイル系が競技化されるが、いずれにしても激しいスポーツである。負傷の危険性は免れない。
さらに、上田龍星は自動車でドリフト走行する趣味をもっている。むろん、サーキットでの話であるが…。
これまでHCR32スカイライン、S14前期シルビア、S15シルビア、ロードスターなどに乗って楽しんできたという。マシンによって操縦と反応が違っただろうが、だからこそ好奇心がわくというものだ。興奮が興奮を呼ぶ世界は、まさに、青春時代にふさわしい。
BMXもドリフト走行もボートレースも、スピードとテクニックが融合しないと好結果に結びつかない。上田龍星はその感覚を幼い頃から身につけてきた。遊び心と競争心が育んだバランス感覚は、理論だけで手に入れることのできない宝物…。上田龍星の青春時代はまだまだ続く。
注目のヤングレーサー上田龍星はボートレース宮島で開催中のレディースVSルーキーズバトルに出走中。
本日は第3レースで1着を決めている。この後、第9Rにも登場予定だ。
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