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フォート・キシモト

【東京2020オリンピック】日本代表内定選手会見

日本陸上競技連盟

第105回日本選手権10000mの大会翌日となる5月4日、前日の同大会で条件を満たして、東京オリンピック日本代表選手に内定した伊藤達彦(Honda)、廣中璃梨佳(日本郵政グループ)、安藤友香(ワコール)の3選手を招き、記者会見を行いました。


【各選手コメント(要旨)】 ※登壇時の選手紹介順に記載


フォート・キシモト

■伊藤達彦(Honda)
まず、このコロナ禍の状況のなかで大会を運営してくださった関係者の方々に感謝したい。
自分は1月のニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)で大腿骨を疲労骨折して、一時は(このレースに出場することを)諦めかけていたが、いろいろな方の応援やサポートのおかげで、昨日、優勝をもぎ取ることができた。その結果、東京オリンピック内定を決めることができて、とても嬉しく思う。東京オリンピックでは10000mで入賞できるように頑張りたい。
ジャパンのユニフォームを着るのは、ユニバーシアード(2019年ナポリ大会、ハーフマラソン3位)と合わせて2回目なので嬉しいし、日本代表になることは自分にとって目標だったので、とても嬉しく思う。昨晩は、とても興奮してしまって、なかなか眠ることができなかった。また、実を言うと、この会見もとても緊張している。ただ、この緊張感も日本代表でないと味わえないこと。たっぷり味わいたい。
(静岡県浜松市の出身の)自分にとって、この大会が地元で開催されたことは、嬉しい半面、とてもプレッシャーを感じることでもあった。結果的に優勝で内定を決めることができ、応援に来てくれていた地元の友だちや両親に、自分の勝つ姿を見せることができたのでよかったと思う。
高校時代の自分は、オリンピックは目指していなかったというか、(そのころの競技レベルでは)全く意識していなかった。それだけに、当時の自分から考えると、今の状況は驚きでいっぱいという感じがある。いろいろな方々のコーチングなど、そういった部分で支えられてきたことによって、ここまで自分は成長することができたと思うので感謝したい。
オリンピックに関する思いという点では、正直、自分の場合、スポーツでここまでやっていくことになると思っていなかったので、思い出深いことというのは特に持っていない。だが、最近の出来事だと、同学年の相澤晃選手(旭化成)が先に東京オリンピック内定を決めていて、その相澤選手をライバル視しているので、自分も絶対に内定を決めて、オリンピックの舞台で(相澤選手と)また勝負してやろうと思っていた。それが実現できることになったので嬉しい。東京オリンピックでは、自分のような無名の選手にもチャンスはあるということを、持ち前のがむしゃらな走りで証明していきたい。



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■廣中璃梨佳(日本郵政グループ)
コロナ禍で、大会を運営していただいたことは本当にありがたく、感謝したい。
私は、ここに来るまでには、(田中希実選手に敗戦した昨年)12月の(日本選手権)5000mでの悔しい思いからの日々があった。なかなか練習が積むことができず、思うように走れないという苦しい日々が2カ月ほどあったのだが、そのときに、励ましの声や支えてくださったいろいろな方々のおかげで前を向くことができ、新たなチャレンジとして、今回10000mに挑むことができた。
日本選手権の10000mは初めての出場で、先輩方の胸を借りながらのレースとなったが、自分らしい走りができたのではないかと思う。ただ、今後、世界で戦っていくうえでは、まだまだ解決すべきところなどが見える部分もたくさんあったので、それを今後の課題として、世界で戦えるような走りを強化していきたい。
オリンピックの日本代表になるということは、ずっと目標にしていたことでもあるし、それを勝ち取って、世界で戦いたいということを、高校生のときに日本代表(2018年U20世界選手権など)というのを経験して、そこからずっと思っていたことだった。社会人になって、まずはこのジャパンのユニフォームを着られることなったのは、自分のなかでも今後の自信に繋がるので大切で貴重な経験だと思う。
オリンピックに対する思いということでは、現在は同じチームである鈴木亜由子選手が(2016年)リオオリンピックで5000mと10000mで出場資格を取り、そのときケガがあって5000mに絞って走られたのだが、当時、そういう状態で大きなプレッシャーを感じているなかでも堂々と走っている姿に感動したことが強く心に残っている。今、その鈴木選手と同じチームに所属していること自体も嬉しいし、また、今回、鈴木選手が東京オリンピックでマラソン(代表)を先に決められたことも、すごく刺激になっていて、「私も必ず同じ舞台で戦うんだ」という強い気持ちを持ちながら、ここまでやってくることができた。(今度は、そのオリンピックの舞台を自分が走ることになるわけだが)自分の走りで、いろいろな方々に勇気だったり、感動だったり、そういうのを与えられる選手になりたい。自分らしく、のびのびと世界で戦っている姿を、たくさんの方々に見ていただけたら嬉しい。



フォート・キシモト

■安藤友香(ワコール)
この大変な世の中の状況のなか、昨日、大会を開催していただいたことに、まずは感謝の気持ちでいっぱいである。
私自身は、(2020年3月の)名古屋ウィメンズマラソンで2位になって、マラソンでの日本代表の切符を逃したときから、チャンスがある限り、可能性がある限り、トラックでオリンピックの日本代表を狙いたいという気持ちがあった。周りの方々の支えや応援があったおかげで、こうして自分らしい走りで代表権を取ることができ、(今は)すごく嬉しい気持ちとホッとした気持ちでいる。東京オリンピックでは、まず自分が今できる最大限の準備をしっかりして、今の自分よりもさらに成長した姿をお見せできるように精一杯頑張っていきたい。
オリンピックの日本代表として選ばれるのは、今回が初めてとなる。(日本代表として出場した世界選手権や世界ハーフマラソン、世界クロカン等で)今まで経験してきたこととはまた違うプレッシャーや緊張、不安など、たぶん自分が想像していないようなことが起きるのではないかと思うが、そういう経験ができることにまず感謝するとともに、その舞台に立てるということに自信を持って、自分のできる最大限のパフォーマンスができるように、これから努めていきたい。
オリンピックで一番心に残っているのは、まず小学校1年のとき、高橋尚子さんがシドニーオリンピック(女子マラソン)で金メダルを取られたこと。このレースをテレビで見て、漠然としたものではあったが「オリンピックってすごいな」と、憧れや夢という感覚を抱いた。その後、自分が陸上を始めて、社会人になって少しずつ走れるようになったことで夢が目標に変わって、そして、手に届くところまできた。なので、実際に自分がオリンピックの舞台に立てることに、ワクワクしている気持ちがある。自分が今度はオリンピックで戦うことになるわけだが、(高橋尚子さんのように)お手本になれるどうかはわからないけれど、自分の走っている姿を見てくれた人に、少しでも元気や勇気、感動を与えられるような、そんな走りができたらなと思う。


※本内容は、5月4日に実施された記者会見において、各選手が発言したコメントと質疑応答時の回答の一部を抜粋し、まとめています。



取材・構成:児玉育美(JAAFメディアチーム)
写真提供:フォート・キシモト


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