今や１２球団最強打線と他球団から恐れられる存在となった千葉ロッテマリーンズ。１５２得点は１２球団最多で２位の阪神タイガースとでさえ１０点差もある。ちなみにもっと少ないのは中日ドラゴンズの９０得点。マリーンズとの差は６２得点だ。

　好調の要因を井口資仁監督は「１、２、３番がしっかりと機能をして繋がっているのが大きい。4番に入る安田も集中力をもってしっかりと走者を返してくれている」と話す。

　1番に入る荻野貴司外野手が打率リーグ８位で得点はリーグトップの２４。2番のレオネス・マーティン外野手は１０本塁打でリーグトップ。3番の中村奨吾内野手は打率・３１９でリーグ3位で二塁打12個はリーグトップ。4番の安田尚憲内野手は２９打点でリーグトップと上位打線がそれぞれ打撃部門でリーグ屈指の存在感を見せてくれている。好調なマリーンズ打線に他球団も警戒を強める一方だ。

　交流戦まで残り13試合。指揮官は「残り試合、全力で勝ちにいく。打線だけではなく先発もゲームを作ってくれているし、後ろも安定している。みんな調子が上がっている。非常にいいチーム状態」とニンマリだ。

　首位の東北楽天ゴールデンイーグルスとは２・５ゲーム差。12球団でもっとも活気があり、チーム状態のいい千葉ロッテマリーンズが一つの節目となる交流戦までに首位浮上を狙う。