【新日本プロレス】YOH選手に一問一答!菅野トレーナーと二人三脚の裏話とは?

チーム・協会

【新日本プロレスリング株式会社】

『新日本プロレスの選手へ一問一答!』に4.4両国大会で復帰をはたしたYOH選手が登場!

YOH選手が皆様からの質問にお答えします!
※前編・後編の2部構成となっております。

※以下、インタビューの「序盤部分(※一部抜粋)」をSportsNaviで無料公開!

――まずはYOH選手、復帰おめでとうございます!

YOH ありがとうございます!

●ゆた\ムォラ!!!!!/
欠場期間のリハビリ中いちばん辛かったリハビリなどはありますか?

YOH 手術直後ですね。まず、足を動かそうと思っても全然動かないんですけど、いまのリハビリって無理やり動かすんですよ。

――そうなんですか?

YOH ある程度、強引にでも動かした方がいいので、担当の先生がガッチリ目にヒザを曲げ始めるんですけど、その時はキツかったですね。それこそ、手術した次の日にはヒザを動かしてましたよ(笑)。

――手術後の翌日に!?

YOH ええ。それから足に力を入れる運動から始めるんですけど、まったく力が入らなくて……。釣った魚って口をパクパクさせるじゃないですか? あの感じっす(笑)。ヒザの上の筋肉がポコッポコッてちょっと動く程度なんですよ。

――自分の意志とは別に身体が反応しないわけですか?

YOH 反応させようと思っても全然動かないので、まずは意識と身体をつなぐというか、そこからのスタートでしたね。なので、そこがキツかったというより、「こんなに動かないんだ……」っていうか、「復帰はいつになるんだろう?」っていうメンタル部分で大ダメージを負いましたね(苦笑)。

●mie-nyan
欠場中にCHAOSメンバーからかけてもらって嬉しかった言葉はありますか?

YOH ホント、CHAOSの先輩方はあったかいなと思いましたね。(4.4両国大会)復帰戦の時、ボクらはセミだったんですけど、試合が終わって「もう先輩方は帰ってるだろうな」と思ったら、皆さん会場にいてくれてバックステージでベルト戴冠をお祝いしてくれたり、石井(智宏)さんは入場する前に「頑張れよ」って言ってくれて、ホントに嬉しかったですね。

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――石井選手からメッセージがあったんですね。

YOH  そうなんですよ。あと、ボクの欠場が決まった時、「ケガをして欠場することになりました。ご迷惑をおかけします」ってCHAOSのLINEグループに送ったら、個別に先輩方から連絡をくださったり、「ホントにあったかいな」って思いました。

――先ほどの両国での祝勝会もそうですけど、CHAOSの先輩はみなさん優しいですね。

YOH いや〜、ホントに嬉しいですね。もちろん、試合を観ててもCHAOSって入場の時、たとえばオカダ(・カズチカ)さんの曲でみんなが入場するじゃないですか。あれが「CHAOSってなんかいいな」って思っちゃいますよね。

――たしかに個々の入場ってそんなにないですよね。

YOH ロス・インゴ(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)とかは一人一人の曲で入場してますけど、一人の曲で全員が団子になって入場する光景が「家族っぽいな」って思っちゃいますね。だから、コメントでも「ホント、CHAOSで良かった」って言ったんですよ。

●しむ
怪我をする前とした後で自分が一番変わったなぁと思うことは何ですか?

YOH これは考えが根本から変わりましたね。自分は身体についていろいろ調べたりとか、自分が退院してから道場に行った時は、その都度、菅野トレーナーが1時間〜2時間ぐらい一緒にリハビリをしてくれたんですよ。

――そんなことがあったんですね。

YOH 正直、レスラーって結構デカい筋肉を張らせがちじゃないですか(笑)。もちろん、ボクも「大胸筋がデカければいいじゃん」って思ってたんですけど、その時、菅野さんに「まずは自分の体を知ることだ」っていう話を聞かせてもらったんですよ。

――己の身体を知ることが大事だと。

YOH ええ。菅野さんって以前はサッカーチームでトレーナーをしていたので、その時にも同じように前十字靭帯をやった選手を見てるので知識がすごい豊富なんですよ。で、「どことどこを鍛えれば、今後ヒザに負担がかからない」とか、「ケガをしにくい身体を作りましょう」っていう目的を決めたんです。

――なるほど。

YOH ボクはいままで「とにかくいい身体を作って、そこから何ができるか?」っていう考え方だったんですけど、今回のケガで「目的を作って、そこに身体を合わせていきましょう」って、考え方が根本から変わりました。

――ケガをしにくい身体作りということで、食事やトレーニング内容も変わったんですか?

YOH 食事はある程度、好きな物を食べてますね。やっぱり、身体にストレスをかけるのはよくないですし、精神的にも来ますからね。だから、ヒザに関して言ったら、足の内側の内転筋っていうところと、お尻の中殿筋っていうところを鍛えれば、ヒザを挟んで支えることになるので、着地した時のヒザのぐらつきを抑えられるんですよ。

――理論に基づいてるわけですね。

YOH 自分はそういうこともわかってなくて、「ただスクワットをしておけばいいだろ」って思ってたんですよね(笑)。だから、「サッカー選手もバスケ選手もそこは絶対に鍛える」って教えてもらったんです。

――そうやって、復帰に向けて菅野トレーナーと二人三脚でリハビリに励んでいたわけですね。

YOH ホント、菅野さんには感謝しかないです。結果的にですけど、「いざ復帰する」ってなった時には足の筋がケガをする前より良くなってたんですよね。

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著者プロフィール

1972年3月6日に創業者のアントニオ猪木が旗揚げ。「キング・オブ・スポーツ」を旗頭にストロングスタイルを掲げ、1980年代-1990年代と一大ブームを巻き起こして、数多くの名選手を輩出した。2010年代以降は、棚橋弘至、中邑真輔、オカダ・カズチカらの台頭で再び隆盛を迎えて、現在は日本だけでなく海外からも多くのファンの支持を集めている。

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