ロッテの新外国人選手エチェバリアはイチローの元同僚

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【入団会見でのエチェバリア選手】

 頼もしい男が千葉ロッテマリーンズに加わった。新外国人選手のアデイニー・エチェバリア内野手は4月10日、入団会見を行うと4月13日には横浜DeNAとの二軍戦(ロッテ浦和)に6番遊撃でスタメン出場。3打数2安打と存在感を見せた。アメリカ・メジャーリーグでは通算で922試合に出場し778安打、273打点。打って守ってのメジャー級の活躍に期待が集まる。

 「マリーンズの日本一に貢献する機会をいただき非常に嬉しく、感謝している。ファンの皆様には常に一生懸命で毎日100%のプレーをすることをお約束します」と抱負を語ったエチェバリアにとって日本は憧れの地だ。メジャーリーグのマイアミ・マーリンズに在籍していた時、チームメートにはイチロー外野手がいた。子供の頃からテレビで見て憧れていた存在だ。

 「野球人として一番尊敬をしていた。だからチームメートになった時には目の前にイチローさんがいることが信じられなかった。行動をずっと目で追っかけていたよ。一緒のロッカーにいて一緒に野球をしている。この状況が信じられないと毎日、思ったよ」とエチェバリアは懐かしそうに当時を振り返る。

 イチローには野球のことを色々と質問をした。忘れられないのは肩の強さ。「外野からの返球がすごかった。低い弾道で伸びてくるんだ。投げ始めから最後までボールが落ちずに真っすぐに行くイメージ。ビックリした」と話す。2016年にイチローがメジャー3000本安打を達成した瞬間に同じフィールドで立ち会えたことも忘れられない出来事だ。その時にはバットとボールにサインをしてもらった。そして今。尊敬するイチローの母国 日本でエチェバリアはプレーをすることになった。

 「彼はこの球場(ZOZOマリンスタジアム)でもプレーをしたことがあると聞いた。今、自分は彼がプレーをした球場にいる。これからプレーをする多くの球場でかつてイチローさんもプレーをしていたことを想像するだけで興奮するし、誇らしいことだ。ボクのレジェンドの原点である日本に来ることができて本当にうれしいよ」

 イチローから色々な事を教わり、刺激を受けてきたエチェバリア。日本で活躍をして尊敬する大先輩に頑張っている姿を見せたいと意気込む。

文 千葉ロッテマリーンズ広報室 梶原紀章 
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