メットライフドームで抗原検査 西武ライオンズが取り組んだ球界初のCOVID-19対策

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【(左から)記者会見を行った株式会社アルム・坂野哲平社長と西武ライオンズ ・居郷肇社長(撮影・菊地綾子)】

 西武ライオンズは4月18日、株式会社アルムと共同でプロ野球界では初となる健康観察サービスと各種検査を組み合わせた新型コロナウイルス感染症対策を実施した。

 記者会見で「今後もみなさまの安心安全を第一にプロ野球を開催してまいりたい」と話したのは西武ライオンズ・居郷肇社長。球団がより安全で安心な観戦環境づくりを目指して行った今回の感染症対策は、18日の埼玉西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークスのチケット購入者が対象。3月下旬にモニターを募集し544名が同意した。

 参加者は送付された抗体検査キットを自身で受検。その検査結果および日々の体温などを指定のスマートフォンアプリに入力し、来場までの体調管理を行った。また、モニター参加者のうち51名はPCR検査も受検し陰性を確認。期間中にPCR検査を案内されながら受検できなかった12名の来場者も試合当日に獅子ビルで抗原検査を受検した。こちらも結果は全員が陰性だった。なお、検査はいずれも無料で行われている。

水際対策として試合当日に行われた抗原検査の様子 【撮影・菊地綾子】

 メットライフドームや他の大規模イベントなどでの感染症対策に役立てるため、今回取得したデータは外部の研究チームに提供されるという。

文・菊地綾子
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