セレッソ大阪【J1リーグ第10節 C大阪 vs 浦和】好調な相手に我慢の守備と、丸橋祐介の値千金の決勝点で4試合ぶりの勝利を掴む
【CEREZO OSAKA】
先発は3試合連続で同じ11人。ベンチには3試合ぶりに山田寛人が入った。試合は序盤から浦和にボールを握られる展開。巧みなポジション取りでパスをつながれ、ピッチも広く使われ、サイドからピンチを招く。ただし、「相手にうまく立ち位置を取られながらも、うまく対応できたところもありました」(キム ジンヒョン)「ボールは持たれていましたが、最後の部分でしっかり体を張れていました。あまりチャンスらしいチャンスは与えていなかったと思います」(丸橋祐介)と試合後に選手たちが振り返ったように、セレッソは統率の取れた守備で対応。終了間際に1本、際どいコースへミドルシュートを打たれた以外、浦和に決定機は作らせずに前半を折り返した。
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すると、立ち上がりこそ後半も浦和のペースで始まったが、時間の経過とともに、セレッソも縦への推進力を発揮し、攻撃の回数を増やしていく。65分、豊川雄太が強烈なミドルシュートで浦和ゴールを脅かすと、ここで得たCKからセレッソが先制に成功する。中島のキックを山田がヘディングし、DFに当たったこぼれ球を拾った丸橋が右足でシュート。これが再びDFに当たってコースが変わり、ファーサイドに吸い込まれた。
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後半アディショナルタイムには、途中出場の加藤陸次樹や松本泰志もチャンスを迎えるなど、最後まで攻めの姿勢を貫きつつ、守備でも崩れることなく1点を守り切ったセレッソ。ここまで3連勝中と好調の相手との「拮抗した試合」(レヴィー クルピ監督)を見事モノにし、4月最後の一戦を4試合ぶりの勝利で締めくくった。
(文=小田尚史)
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