小祝さくら 連続2位の課題

チーム・協会

【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】

KKT杯バンテリンレディスオープン 熊本空港カントリークラブ(熊本県)最終日

 結論はパット・イズ・マネーへ行きついた。小祝さくらは2週連続の2位。大目標とする、賞金女王へ向けて着実に歩みを進めたことは確かだ。しかし、勝負で負けたことは悔しい。「結果はまずますでも、トップと6打差。まだまだでした」と首をひねった。そして、「今回は、納得がいかないパッティングばかり。悩んで悩み続けた1週間だったかもしれない」と振り返る。

 「2メートルぐらいのパッティングを何度も外した。第2日のダブルボギーも、2メートルから3パット。そういうのばかりです」とタメ息がもれた。そして、最終日の反省を語った。パー3の8番。6メートルの下りラインにもかかわらず、素晴らしいバーディーを決めている。「簡単ではなかった。最後のひと転がりでコロン。完ペキだったと思います」と前置きし、続くパー5の9番へ移った。

 「2オンを狙って、グリーン手前のピンまで10ヤードまで行った。ただ、そこからのアプローチが全くダメ。いい流れが大きく変わったのかなぁ。悔しいパーセーブです」という。もし、バーディーなら3連続。山下美夢有の独走をストップできたかもしれなかった。「1打の流れって、本当に大切だと肝に銘じました」と、しみじみと語っている。またひとつ、課題が加わった。

 そうはいっても、あすの19日、ゴルフはオフといえどもトレーニングが待っている。「キラいなトレーニングです。有酸素運動が本当に苦手。一昨日からいやだなぁと思っていた。トレーニングは毎週あるし、私がやりますと決めたこと。頑張って、乗り切ります」。体力が増せば、集中力が持続する。体を鍛えることは持続して行わなければならない。継続しているから毎週末、小祝さくらがトーナメントで輝くのだ。
(中山 亜子)
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