■国内男子ゴルフ/20ー21シーズン再開初戦「東建ホームメイトカップ」（4月15日ー18日）/ 東建多度カントリークラブ・名古屋（三重県）/ 7081ヤード・パー71/ 18日・大会最終日

昨年10月に、デビューしたての金谷拓実が通算3勝目で、2021初戦を飾った。
1打差の単独首位から出たこの日は晴れ間ものぞくが雨も降り、よろめくほどの風も吹いた。
2位と3差で折り返した後半の10番から連続ボギーを叩いて、アマの中島さんに1差に迫られた。
「ピンチもあったが、粘り抜いて勝つことができた」。

同組の木下と、中島さんが揃って池に入れた17番で1.5メートルのチャンスを沈めて突き放した。
昨年11月のダンロップフェニックスでプロ初Ｖの2勝目を飾ってすぐ誓った。
「東京オリンピックに出たい。たくさん優勝して選ばれるように頑張りたい」。

先週は大学先輩の偉業に心が震えた。
「本当に感動して…。もっと頑張らないとという気持にさせていただいた。松山さんにも報告したい」。
帰国して、日本でつかの間のオフを過ごす好機を逃さず、朗報を届けることができた。

そのほか、史上5人目のアマＶを目指した日体大3年の中島啓太さんは18番のバーディ締めで、1差の2位。
プロ5年目の阿久津未来也（あくつみきや）が3打差の3位。
大槻智春と木下稜介、また23歳の大岩龍一が、ツアー5戦目の4位タイで、自己ベストを記録した。