【UFC】グレーブリーがTKO勝利、マーシャートは一本勝ち

UFC
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【Chris Unger/Zuffa LLC】

日本時間4月18日(日)、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのUFC APEXを舞台にUFCファイトナイト・ラスベガス24が開催され、オープニングマッチでトニー・グレーブリーがTKO勝利したほか、ジェラルド・マーシャートはギロチンチョークで一本勝ちを収めている。

【プレリム】
ヘビー級マッチ 5分3ラウンド
○アレクサンドル・ロマノフ vs. フアン・エスピーノ●
テクニカルスプリット判定2-1(29-28、28-29、29-28)

アレクサンドル・ロマノフ

(大事を取って病院に搬送されたためコメントなし)

【Chris Unger/Zuffa LLC】

女子ストロー級マッチ 5分3ラウンド
○ジェシカ・ペネ vs. ルピータ・ゴディネス●
判定2-1(29-28、29-28、28-29)

ジェシカ・ペネ

「ひとつはとても疲れた。アドレナリンが出てきてしまったの。それでも、今回の経験は心から感謝している。ここに戻ってくるのは簡単なことじゃなかったし、この1週間はかなり感情的になっていて本当に自分はここにいるべきなんだろうかと自問していたわ。でも、それを乗り越えて勝利を手にした自分を誇りに思っている。思っていた以上に素晴らしい試合になったと思う。試合というのは予測できないものだから。対戦相手が攻めてくるのは分かっていたし、彼女がついてくるだろうってことも分かっていた。相手がそういうゲームプランで来ているのを知って、それでもそこにとどまり、ハードにプッシュできたことをうれしく思っている。自分がベテランであることを証明できたし、何が起きても対応できること、気持ちがあること、忍耐力があること、それから献身的だってことを証明できたはず。努力しないといけないことや思うようにできなかったことは確かにあるけれど、それを実現するには経験を積むしかない。ここに戻ってきて勢いをつけられたことがうれしい。4年のブランクを経て復帰するのは大変だけど、自分を誇りに思う。またすぐに戦う自分を想像できるし、とにかく忙しくしてアクティブで居続けたい。失った時間を取り戻すことはできないけれど、そこから学び、成長することができた。すべての経験から学んで成長することができて満足している」

【Chris Unger/Zuffa LLC】

ミドル級マッチ 5分3ラウンド
●バルトス・ファビンスキ vs. ジェラルド・マーシャート○
1ラウンド(2分00秒)テクニカルサブミッション(ギロチンチョーク)

ジェラルド・マーシャート

「最大の敵は自分自身。自分が最悪の男であることを自分自身に対して証明しないといけなかった。俺は戦えるし、UFCで12試合から13試合してきたから、最高の相手と戦える。ただ、頭の中の声を消して実行あるのみ。最終的に向こうが打ってくるという意味では予想通りだったけど、それでもちょっと驚いた。戦いを挑んできたんだ。スタンディングでは俺に対して向こうの方が打ってきた。こっちが振りかぶれば相手も振り返してきて熱かったね。いつもは相手がショットを打つ前に少し手を出してくる感じだったんだけど、彼は俺と打ち合おうと思ったらしく、少しだけそうなった。クリンチしているときの彼のボクシングはすごくて、俺にテイクダウンを忘れさせるためのものだったと思う。だから頭の位置や肩の位置をキープして、向こうがアンダーフックなどを使えないようにしたんだ。できるだけケージに背中をつけないようにして、向こうが打ってきたら自分は胸を張ってギロチンを狙ったらそれがうまくいった。彼がケージ内のダブルスを好んでいるのは分かっていたし、たくさんのヤツらが“間違った方向”に行ってしまい、背中を見せてしまうことがある。彼はそこからのリフティングがとてもうまいから、頭の方を向けばそれが役に立つんだ。レスリングのディフェンス技であるチェストラップから始めるのがコツで、腰を落とし、頭に向かって重くなるようにする。俺はギロチンと組み合わせた。“この方法で座らせてくれ。首を取るか、勢いをつけてしゃがみ、腰を落として倒そう”と考えていた。一番良いシナリオは彼の首を取ること。最悪のケースは飛び上がってマウントを取り、戦い続けるパターンだ。もうすぐ父親になるから、戻ってそれに専念しないといけない。完璧なシナリオは家に戻って家族と過ごし、年内にもう一度、試合をすることだ」

【Chris Unger/Zuffa LLC】

ライト級マッチ 5分3ラウンド
○オースティン・ハバード vs. ダコタ・ブッシュ●
判定3-0(29-28、29-28、29-28)

オースティン・ハバード

「満足だ。勝利を手にするのはいつだっていいことだからね。相手はとてもタフだった。こっちをプッシュしてきたし、彼のガスタンクは自分が思っていたよりも少し持ちこたえていたから、その点はすごかったと思っている。すべてを出し切りたかったし、そうできたと思う。そのために調整が必要だった。相手はいい動きをしていたし、何発か良いショットを食らった。ちょっと落ち着く必要があった。いったん落ち着いていい感じになったら、そこからは問題なし。どういうわけか、ときどき動き出すのに1秒とか2秒かかることがある。今回はいつもより早く動き出せたような気がするから、そこは満足している。前回の試合以降、試合へのアプローチに関してメンタル面に力を入れてきた。メンタルコーチと一緒に取り組んでいて毎週会っている。メンタルトレーニングの本や呼吸法の本とか、いろんな種類の本を読んだり聞いたりしているんだ。この数カ月、かなり難しいことがあったけど、ひたすらそれに取り組んできた。今ここにいられることが本当に幸せだと思っている。地に足をつけること、それが本当に大事だ。マックス(ロシュコップ)戦のあと、とてもいい気持ちで試合に臨み、最高のパフォーマンスを発揮して順調にいっていると思っていた。でも、少し先を見すぎていたし、未来を見すぎていたんだ。自分が集中しないといけないはずの今に集中できていなかった。そこに必死に取り組んで、これからもやり続けないといけないことも分かっている。今回の勝利も過去のもの。今はもう何もない。もちろん、今回の勝利には満足しているけれど、一戦一戦に集中していく必要があるし、それを実行している。これまでかなりハイレベルなグラップラーと戦ってきたし、自分にもグラップリングできるんだってことを示したかった。今日はそれを証明できたと思う。正直、相手の映像をまったく見ていなかったから、相手がレスラーなのかストライカーだと見られているのかも分からないけど、自分のレスリングの方が上回っているのは分かっている。打撃でも自分の方が良かったと思う。数字は知らないけど、かなり完成度の高いパフォーマンスを見せられたと思っている。アクセルを踏み続けてアクティブであり続けようとしたし、打撃に出る前にポジションをコントロールしないといけないこともあるけれど、とにかくできるだけ動き続けようと思っていた。6月の後半か7月のどこでもいいから試合がしたい。あまり休みたくないタイプなんだ。前回の試合でケガをしていたから復帰するのに時間がかった。負傷に手術に・・・でも今は準備万端だ」

【Chris Unger/Zuffa LLC】

バンタム級マッチ 5分3ラウンド
○トニー・グレーブリー vs. アンソニー・バーチャック●
2ラウンド(1分31秒)TKO

トニー・グレーブリー

「最高の気分だ。戻って振り返ると、こうすればよかったとか、ああすればよかったと思うかもしれないけど、気分は最高。初めてのフィニッシュだし、俺がただのレスラーだと、退屈なレスラーだと思っている人が多かったかもしれないけど、そういう人たちにそうじゃないってことを示したかったんだ。前回のパフォーマンスはいつもの戦い方じゃなかった。とにかくフィニッシュできたことが良かったし、ノックアウトできてよかった。前回の試合はスプリット判定で終わってしまい、自分は明らかにユナニマスだと思っていたのに、コンサバになりすぎて本気で打ち込まず、それでもフィニッシュを狙おうとした自分の責任。今回は精いっぱいやって倒そうと思っていた。いつもブロックとリターンを同じ方でやるようにしている。向こうはケリを放ってきたけど、こっちはフックを打ち込んでいく。それが当たって相手が倒れたから全力で追い詰めて仕留めようとした。とにかくひたすら削っていくだけ。ダメージが蓄積すると、どんなにタフな選手でも消耗してしまうから、とにかく削っていったんだ。でかい一撃を食らわせられたから、最後までひたすら削っていった。これで自分のスタンディングに注目してもらえるんじゃないかな。さっきも言ったように、ただのレスラーだと思われているけど、何でもできるんだってことを分かってもらえるはず。とにかくアクティブでいたい。勝ちたいし、できるだけ試合がしたい。試合をして勝って、ボーナスをもらいたい」
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