現在JavaScriptが無効です。

スポーツナビのすべての機能を利用するためには、JavaScriptの設定を有効にしてください。
JavaScriptを有効にする方法については「JavaScriptの設定方法」をご覧ください。

ラ・リーガ・サンタンデール、第３３節プレビュー

ラ・リーガ公式 2021年4月17日 2:00

チーム・協会

【(C)LaLiga】

残り８節となったラ・リーガ・サンタンデールは、４月１８日（日）に第３３節の８試合が前倒しで行われる。勝ち点６７の首位アトレティコ・マドリーに対し、２位レアル・マドリーは同６６、３位バルセロナは同６５と肉薄。４位セビージャも同６１につけている。１７日（土）にアスレティック・クルブ対バルセロナのコパデルレイ決勝も行われる今週末は、スペクタクルな２日間となるはずだ。

【(C)LaLiga】

日曜１４時からはオサスナ対エルチェ、レアル・ソシエダ対セビージャの２試合が行われる。オサスナは前節ビジャレアルに２ー１で競り勝ち、５試合ぶりに勝ち点３を手にして降格圏との勝ち点差を８ポイントに広げた。一方、エルチェはウエスカとの直接対決に敗れ、５試合ぶりに降格圏へ逆戻りしたばかり。最近５試合は勝利から見放されており、早急に勝ち点３を必要としている。

レアル・ソシエダ対セビージャは５位と４位の直接対決ながら、両者の間には１４ポイントもの差が開いている。むしろレアル・ソシエダは同勝ち点で並ぶベティス、両者を１ポイント差で追うビジャレアルとのヨーロッパリーグ出場権争いにおいて負けられない状況にある。前節バレンシア戦では２点を先行しながら引き分けに持ち込まれ、４戦ぶりの白星を逃しているだけに、強豪相手の勝利で挽回したいところだ。

セビージャは前節セルタに４ー３で逆転勝ち。終盤にラキティッチが同点弾、パプ・ゴメスが決勝ゴールを決めた【(C)LaLiga】

１６時１５分には首位アトレティコがワンダ・メトロポリターノで最下位エイバルと対戦する。アトレティコはここ４試合で１勝しか挙げられず、いよいよ首位陥落が現実味を帯びてきた。さらにはルイス・スアレスに続いてジョアン・フェリックスも負傷離脱。ネガティブな要素ばかりが目につくが、１月３日のグラナダ戦を最後に１３試合も未勝利が続いている絶不調のエイバルを相手に、取りこぼしは許されない。

同時刻には勝ち点３差のアラベスとウエスカによる残留争いの直接対決も行われる。ウエスカは絶好調のラファ・ミルが前節エルチェ戦も２ゴールを記録し、今季初の２連勝を挙げ降格圏を抜け出した。対するアラベスはハビエル・カジェハ新監督の初陣となった前節アスレティック戦もスコアレスドローに終わり、これで８戦未勝利。両者は対照的な流れで今節を迎える。

好調のミルは最近５試合で６ゴールを量産。ここまで１２ゴールを記録している【(C)LaLiga】

１８時半からの２試合はどちらもアンダルシアが舞台だ。近年のベティス対バレンシアは好勝負となることが多く、終了間際のゴールで勝敗が分かれることも珍しくない。また過去９度の同カードでは２７ゴール、つまり１試合平均３ゴールが生まれており、今回もスペクタクルな攻め合いが期待される。

カディスは０ー４で大敗したシーズン序盤のリベンジを果たすべく、ホームにセルタを迎え撃つ。カディスは前節ヘタフェ戦で今季初の２連勝を挙げ、降格圏との勝ち点差を９ポイントまで広げた。対するセルタは前節セビージャに３ー４で競り負けたものの、好調を維持するエースのイアゴ・アスパスが２得点。サンティ・ミナが欠場する今節はよりゴールに直結したプレーが求められる。

アスパスは今季１２ゴールに加え、ラ・リーガトップの１０アシストも記録している【(C)LaLiga】

２１時スタートのヘタフェ対レアル・マドリーは優勝争いを左右する一戦だ。レアル・マドリーは先週末のエル・クラシコを制してリーグ４連勝とし、２位に浮上。その前後に行われたチャンピオンズリーグでリバプール破って４強入りし、ヤマ場の３連戦を乗り越えた。だが払った代償も大きく、今節は離脱中のセルヒオ・ラモス、ダニ・カルバハル、バラン、ルーカス・バスケスらに加えてカゼミロとナチョが出場停止。プレーできる選手たちも疲労の限界を迎えており、絶不調のヘタフェが相手とはいえ苦しい試合になりそうだ。

同時刻にはレバンテ対ビジャレアルのバレンシア州ダービーも行われる。ビジャレアルは悲願の初タイトルを目指すヨーロッパリーグで４強入りを決める傍ら、ラ・リーガでは前節オサスナに敗れて５位浮上のチャンスを逃した。レバンテにはコパデルレイ準々決勝で敗れていることもあり、選手たちはリベンジに燃えているはずだ。

ベンゼマとクロースのゴールにより、レアル・マドリーは先週末のエル・クラシコを２ー１で制した【(C)LaLiga】