<国内男子ゴルフ>「早藤先輩にも感動」プロ8戦目の松本将汰が「やる気でます」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
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【先輩、やる気出てます!©JGTOimages】

プロ5年目の松本将汰が、初出場の開幕戦で上々の決勝進出を果たした。通算5アンダーに伸ばした松山英樹の3つ後輩が、快挙の翌週の健闘を誓った。

19年のQTで、初めて決勝に残ってランクは42位。”新入り”の今シーズンはコロナ禍の影響で、思いがけず出場資格を得た。

「外国人選手が来られないとか、いつもと違う感じは複雑な気持ちですけど、出場機会も増えて、慣れてきました。レギュラーツアーは難しいけど、このチャンスにたくさん経験したい」と日々、攻略に取り組む。

晴天の初日に比べ、朝は雨風が吹いたこの日は飛距離が稼げず、長く感じたホールもあったが「今日はアプローチが寄って、安心感のあるゴルフ。ピンチもなく、ノーボギーでまわれた」と、4バーディの「67」をマーク。

「最後18番の5メートルも入れたかった。ほかにもいくつか打ち切れずにチャンスを逃した」。取りこぼた分だけ「明日はもっと、バーディが獲れるように」と、さらなる上昇を誓った。

仙台生まれの仙台育ち。小6からゴルフを始め、ジュニア期から数々の試合でV経験を積んできた。
震災の2011年は、東北高校2年時。直後に、初出場のマスターズでローアマを獲得した松山英樹に憧れ、自身も東北福祉大に進学。

「僕の1年時に松山さんは4年でした。合宿で、一緒に回らせていただいたりしましたけど、そのころから凄すぎて…。話しかけるのも畏れ多いほど。ほんと、雲の上の人でした」。

大先輩の偉業は最終日の前夜から、同学年の伊藤有志(いとう・ゆうし)の家に集まりテレビ観戦。
歴史的瞬間は「本当に、ただただ感動して…」。

それと、早藤キャディは松本らのひとつ先輩だ。
「あのお辞儀のシーンにも、本当に感動しました。学生時代に一緒に練習したり、トレーニングしてきた人たちが、あんなところであんなことを……。そう思うとなんか言葉も出なかったです」。

これがレギュラー8戦目。やっと今年から、ツアーに出始めたばかりの松本にはまだまだ遠い夢舞台。
「いや、まだ夢とも言えない。ちゃんと現実を見るほうなんで。マスターズに出たい、なんて軽々しく言えない」と、笑うが「松山さんがあんな凄いことをやってくれたので。やる気でます。頑張らないと、と思います」。
開幕戦の直前に、大先輩から届いたエールはあまりにもデカかった。
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