明治安田生命Ｊ２リーグは17日、18日に第8節の11試合が行われる。

無敗で首位を走る新潟はホームで金沢と対戦。前々節に相模原と引き分け連勝はストップしたものの、前節は山形を撃破し、再び勢いに乗っている。ここまで6ゴールで得点ランクのトップに並ぶ高木 善朗が今節も爆発するか。対する金沢は前節千葉に競り負けたものの、新潟と6ポイント差で3位につける。その差を詰めるためにも重要な一戦となるなか、前節無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。

新潟と同じく無敗を守る琉球は、ホームに東京Ｖを迎える。前節は水戸に2-0と快勝。攻撃力に優れるチームを完封したのは、大きな自信となるだろう。攻撃では調子を上げてきた清水 慎太郎がキープレーヤーとなりそうだ。東京Ｖも2連勝と復調の気配を示す。前節は3-1と山口に快勝。2試合連続ゴール中の佐藤 凌我が今節も爆発するか。

金沢と並んで3位タイの京都はホームで北九州と対戦する。前節は町田に競り勝ち、2連勝を達成。ピーター ウタカが調子を上げており、今節もこのエースの出来がカギを握る。北九州は5試合負けなしながら、うち4試合は引き分けと、勝ち切れない試合が目立つ。前節は先制されながらも追いつく粘りを見せたが、先行逃げ切りのパターンに持ち込めるかがポイントとなりそうだ。

3戦連発と勢いに乗るルキアン（磐田）が、今節も重要な役割を担うだろう

5位の磐田は相模原の本拠地に乗り込む。2連勝とエンジンがかかってきた印象で、前節は松本を4-1で撃破した。3戦連発と勢いに乗るルキアンが、今節も重要な役割を担うだろう。相模原は前節、栃木と引き分け、2試合連続でドロー決着となった。守りの安定感は備わるだけに、良い守備を良い攻撃へとつなげていきたい。

甲府は3戦未勝利と、調子は下降気味。今節はアウェイで松本と対戦する。前節は先制しながらも北九州に勝ち切れなかっただけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。松本は前節、磐田に完敗に終わった。4失点を喫した守備の修正が重要なテーマとなる。

秋田はホームに山形を迎える。前節は大宮と引き分け、2試合勝利なし。それでも無失点に抑えたように、持ち前の堅守は保たれている。今節も強度の高い守備を保ち、素早い攻撃から好機を生み出したい。山形は5試合勝ちがなく、19位に沈む。課題は3試合連続無得点の攻撃面。南 秀仁ら前線のタレントの爆発が待たれるところだ。

長崎は2連勝と復調の気配を示す。前節は群馬に2-1と勝利を収めた。エジガル ジュニオが2ゴールと調子を上げており、このストライカーの出来が今節も勝敗を左右するファクターとなりそうだ。対する町田は2連敗と元気がない。2試合ゴールがない攻撃陣の奮起が求められる。

千葉はホームで栃木と対戦。前節は金沢に競り勝ち、連敗を2で食い止めた。今季二度目のクリーンシートと守備に安定感が生まれており、今節も強度の高い守りを保ち、流れを掴んでいきたい。栃木は前節、相模原と引き分け、連勝が3でストップした。それでも堅い守りは健在で、あとは得点力。矢野 貴章とジュニーニョの2トップに大きな期待がかかる。

岡山はホームに水戸を迎える。前節は2点のビハインドを追いつき、愛媛と引き分けた。後半に見せたアグレッシブな戦いを今節にもつなげたいところ。対する水戸は前節、琉球に敗れ、2連敗となった。今季初の無得点に終わっただけに、攻撃陣が意地を見せられるか。

山口はホームで群馬と対戦。前節は東京Ｖに敗れ、2連敗となった。ここまでわずか1勝と苦しい戦いが続くなか、3点を奪われた守備の修正が急務となる。群馬は前節、長崎に敗れ、連勝はならなかった。先制しながらも逆転負けを喫した展開に課題が残る。後半にもプレー強度を保てるかが、テーマとなりそうだ。

最下位に沈む愛媛は、アウェイで大宮と対戦。實好 礼忠監督の初陣となった前節は、2点のリードを守り切れずに、岡山と引き分けた。それでも今季初の複数得点と、攻撃面に良化の兆しが見える。2ゴールを決めた川村 拓夢が今節もカギを握るだろう。一方の大宮は3戦負けなしながら、ここ2試合は勝ち切れていない。3試合連続無失点と堅守は備わるだけに、ネルミン ハスキッチらFW陣が結果を残せるか。